関東方面では夕方も豪雨で大変だとニュースで言っていた。
だが、当地では、美しい夕焼け空を見ることができた。
夕焼けが燃えて落ちていく…。
夕焼けの美しさに、ふと、若い頃に好きだったハイファイセットの「幸せになるため」という曲が浮かんできた。
夕焼けが 燃えて落ちてゆくよ
山並みのむこうへと 馳せる想い
あの人がくらす町もやがて
薔薇色の輝きに染まるころ
あの人も仕事を終えて
今ごろ家路をたどっているだろう
離れてるけど 同じ愛見つめ
なんてことのない、この歌が好きだった。
そのせいか、こうやって1番はすらすらと思い出せた。
作詞荒井由実、作曲村井邦彦、という当時売れていた二人による歌だった。
編曲は、松任谷正隆であった。
離れて暮らす二人の思いが描かれていた。
生きていて ひどく淋しい時
よみがえる横顔が ゆれている
川面に広がる黄昏
もう一度二人で歩いてみたい
迎えに行こう 幸せになるため
離れてるけど 同じ愛見つめ
曲をよく見てみると、1番と2番では思いを抱いている人や居場所が違うのではないかと思えてきた。
だけど、感傷的になる夕暮れ時に同じ思いを抱く歌なのじゃないかな。
1番では、故郷にいる人が都会にいる人のことを思っている。
2番では、都会にいる人が田舎にいる相手とのことを思っている。
そうやって、「離れてるけど 同じ愛見つめ」ている。
そんな考え方もできる歌だ。
ゆったりしたメロディーと歌い上げる山本潤子さんの声、なんとなくしみてくるアレンジ。
懐かしい歌を思い出させてくれた今日の夕焼けだった。