1月最後の日。
年が明けたと思っていたら、もう最初のひと月が終わってしまう。
以前仕事をしていたときに、1年を考えてみると、3月が年度末になるせいか、1月~3月は、過ぎるのが本当に早く感じたものだった。
俗に、
いち月は、いく。
に月は、にげる。
さん月は、さる。
などと言って、時間に追われて仕事が慌ただしいことを表現することが多かった。
今は、仕事はしていないから、慌ただしさはないはずなのだが、日々過ぎていくのは早いと感じる。
まあ、齢とともに時間の過ぎるのは早くなったと感じるようにもなったが。
1月の上旬には、たくさんの教え子から年賀状をもらったが、時の流れに驚いたことも多くあった。
私が教えたときには、みな小学生だったはずなのに、
「子どもが3人、みな巣立っていき、夫婦二人の生活になりました。」
「下の子も成人式を迎えました。」
なんと時の流れが早いことだろう。
なかには、「孫ができました。」なんて書かれているものもあった。
私には孫はいない。
あっという間に「抜かれた!」
っていう感じだね。
年賀状と言えば、はがき代金が急に1枚20円以上も上がったせいもあって、年賀状じまいを知らせるものも多くあった。
年輩の方々なら、負担が大きいことや終活の一環としてと、必要にかられてのものなのだろうけど、年輩ではない40代の人からもあった。
年賀状文化がすたれていくということなのだろうなあ。
ずっとこの文化の中で生きてきた自分としては、さびしく感じる。
また、急に年賀状じまいを告げられると、今までの付き合いをシャットダウンさせられたように感じてしまう。
まあ、そんなのは自分だけかもしれないが…。
…ということで、1月が行く。
明日から来る2月も、逃げるように早く過ぎていくのだろうな、きっと。