ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

父子二人の夜が多くなったことは喜びだ

2008-09-26 22:53:12 | 生き方
わが家は、本来4人家族である。
しかし、私は単身赴任中の身。実は、妻も単身赴任中なのである。
家は?
一応娘が働いている。
今年の春からは、息子が帰ってきた。
だから、自分の家は、子どもたちが守っている……。
と言いたいところだが、うちの子どもたちは、それほど人間ができていない。
息子は、職場で毎晩遅くまで働いている。帰りは夜10時や11時がざらだ。
疲れまくって、家事どころか自分のこともままならない。
娘は、職場が変則勤務のこともあるが、あまり家にいない。おまけに、付き合っている男のところによく通うせいで、やっぱり家にいない。
今日、私は、久々に単身赴任先から自宅に帰った。
だけど、やっぱり娘はいない。
かろうじて、1週間の疲れでぐったりして帰った息子がいた。
しかたなく、夕食を作る。
ま、いっか。
息子と話をしながら夕食ができるものな。
そう思っている。
男同士、スポーツなどの話は、さすがに合う。
二人とも、運動神経がそんなに優れているほうではないけれど、スポーツが好きだ。
最近のテレビのドラマやバラエティなど、二人ともまったく見る気がしない。
野球やサッカーなどのテレビ中継を見ながら、ポツポツと話をするのが楽しい。
30年前の、私の父と私のことを思い出した。
いつも、酒を飲みながら語りかけてくる父。
説教じみたことばかり話す父。
20歳を過ぎたばかりの頃は、そんな父が嫌いだった。
しかし、25歳が近づくと、そんな父の、父としての強がりを感じるようになっていった。
今、あの時の父のこと、父の気持ちがわかる。
息子との会話は、楽しくて楽しくて仕方がないのだ。
働き始めた息子、社会人として働き始めた息子。もう少しで、一人前になろうとしているその姿。よく成長してきたなあと頼もしく思う反面、まだまだいつ一人前になるのかという多少の懸念もある。
でも、そういう思いは、まだ自分が父であるからゆえのものだと感じるのだ。
かつて自分が息子だった時の、自分と父のことを思い、今は父として自分と息子のことを思う。
いずれにしても、父子の関係をこうして確かめていられるのは、幸福である。
ま、チューハイでなく、ビールや日本酒を息子が飲めれば、酌み交わす喜びがさらに増すのだろうけど。
今、家族皆がそろうことが一番だが、そうでなくても父子二人の夜が多いのは、かなり大きな喜びだと感じる今である。
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