ON  MY  WAY

60代を迷えるキツネのような男が走ります。スポーツや草花や人の姿にいやされ生きる日々を綴ります(コメント表示承認制です)

Jリーグ、今季の試合日程は決まったものの…

2022-01-21 21:42:13 | アルビレックス新潟


サッカーJ2リーグ、アルビレックス新潟。
チーム作りに欠かせないキャンプが、チーム内での感染の拡大により、活動が一時中止になってしまった。
せっかく、松橋新監督のもと、新しいサッカーが構築されることを期待していたのに、活動の再開はいつになるのか、わからなくなってしまった。
昨日まで6人が感染。
今日新たに3人の感染が分かったとのこと。
だから、選手だけではなくスタッフを含め、40人が濃厚接触者と考えられるということだ。
はるばる高知まで行きながら、サッカーができないなんて、非常につらいところだ。
日ごろ仲のいいチームなのだが、自室で一人で過ごすという扱いを受けているらしい。
大変だ。

それなのに、今日は、Jリーグから今季の日程が発表された。



アルビレックス新潟は、第4節までの相手は分かっていたものの、正確な日時までは分かっていなかったが、これではっきりした。
普通なら、日程を見てどこかアウェイにも行きたいなあ…などと考えるのだが、今は、チームの選手たちのことの方が心配だ。

新シーズンの開幕に向けて、本来なら選手たちの士気も高まるところだが、まずはCOVID-19感染症禍という大きな障害を乗り越えなくてはいけないというのが、つらいところだ。
思い出すのは、去年のガンバ大阪。
せっかく前のシーズンに2位となり、宮本体制での充実した戦いが期待されていたのに、陽性感染者が出たためにコンディションを整えられず、試合も連戦となって、よい戦績は得られず、監督交代を余儀なくされたのだった。
戦術の練り上げ、選手のコンディション調整など、様々な部分で困難な問題が生じることだろう。

だが、なんとかこの困難を乗り越え、少しでも良い状態で2月20日の開幕を迎えてほしいと祈っている。
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急激な感染拡大は、アルビにまで

2022-01-20 20:17:19 | アルビレックス新潟
COVID-19感染症の急激な感染拡大で、今日は、全国で4万6200人が感染したとニュースが流れていた。
これは、3日連続で過去最多を更新。
そして、死亡者が8人いたということだった。

過去最多を記録したのは、新潟県も同じだ。
新たに過去最多の469人の感染が発表された。
このうち新潟市は269人、新潟市のほかでは200人だった。
新潟県では、明日からまん延防止等重点措置が、初めて適用される。
とはいうものの、ただその内容を見てみても、これが感染拡大にどれだけ効果があるのかは、うーん、よくわからない。
ただし、何もしないよりはよいとは思うが。

感染拡大に加え、今日は、こんなニュースもあった。
「サッカーJ2アルビレックス新潟で新たに選手5人感染確認」


昨日、陽性が判明した選手が1人出て、感染者が出たということは知っていたが、今日はさらに発熱や咳の症状が出た選手に、5人が陽性となったという。
それで、せっかく月曜から始まったばかりの高知キャンプの活動が一時休止となったと発表された。

ただ、考えてみると、土曜日は全員が陰性で発熱などの異常がなかったのだが、その日行われたのがオンライン激励会でよかったと思った。
もし、観客がいたら、きっとクラスターが発生していたことだろう。
また、オミクロン株の感染は潜伏期間も短いし、若い人は症状も重症化しにくいようなので、開幕までに時間があるから、影響が大きくなることは避けられると思うのだ。
感染した選手たちが早く回復して、充実したキャンプが取り戻せるといいのだが。

いずれにしても、全国的に市中感染が当たり前になっているような今、自分たちもさらに感染を拡大させないように、十分に気をつけなくては、と改めて思う。
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今日も除雪じゃあ~

2022-01-19 20:29:48 | 自然・季節
今朝は、3時半ころに目が覚めた。
外から、近所で雪をかいている音がしたからだ。
除雪車も通っていないのに…と思いながら、再び眠ろうとしたが、音が気になって眠れなかった。
ご高齢になった方が、早起きなものだから、朝起きてさっそく除雪作業を始めたのだろう。
だけど、早過ぎて、近所迷惑ですな。
困ったものです。

さて、今朝は除雪車が通らなかった、ということは、夜のうちの積雪量が大したことはなかったということ。
朝から除雪作業をしなくてもよいから、ラッキーだと思っていた。

ところが、朝食を食べ終えた7時過ぎから、大粒の雪が降り始めた。
大粒の雪は、湿り気が多く、重い。
それでいて、短い時間でたくさんの積雪となる。

いつのまにか、昨日の倍近い積雪となっていた。
それで、午後すぐに、除雪車が来てくれた。
ありがたい…のだが、除雪車は、家の車庫の前にどっさり雪を置いて過ぎて行った。


やっぱりだらけていないで、ちゃんと除雪しなきゃ、ダメということだ。
どれ、やるか。
と、重い腰を上げた。


私の腰も重かったが、今日の雪は、とにかく重い。

雪を運んでいても、力が必要で、時間を要した。
車庫前はきれいに除雪しなくてはいけないから取りつくした。


だが、玄関先までの除雪は、完全に行うのではなく、半端だけれども半分でよしとした。

昨日に比べて、はるかに運動量の必要な除雪作業であった。

今までは必要なかったのだが、今日の積雪で、また今年も積雪量を測ってみることにした。
1mにオレンジの印を付け、50cmに黄色の印を付けた。

すでに黄色の印は、雪に埋まってしまった。
ということは、今日現在の積雪量は50cm強。


明日も降るとの天気予報。
もうこれ以上降らなくてもいいな。
降るのは、スキー場だけでいいよ。
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除雪車出動につき、除雪作業

2022-01-18 20:22:57 | 自然・季節
昨日夕方から雪が降り続いていたので、今朝は覚悟して起きた。
案の定、未明に除雪車が通って行ったので、この冬初めて、動かされた雪を除雪する必要が生じた。
今年の雪は、今のところ、「山雪型」だから、平野部の当地の積雪量は多くない。
しかし、昨夜は20数センチの積雪。
道路から玄関までは、新聞配達の人がわさわさと歩いて往復した跡が付いていた。

暗いうちからの新聞配達、ありがとうございました!…と言いたい気持ちになった。


車庫の前は、除雪車が通った後の、毎冬見慣れた風景。

この雪たちをきれいに除雪しないと、車庫から車が出せないのですな。
玄関前と車庫前を何度も往復。

別な場所に、雪を積んだ。


去年は、年明けから毎日このハードワークに明け暮れしたのだった。
まだ、今年はいいですね、と近所の人と話す。
その人も、自分の家の周辺の除雪作業中。

30分ほど除雪作業を行って、家の周辺は、やっとなんとか生活に支障がないレベルの状況になった。


1月4日に一度除雪車が通って行ったが、その日はさほどの積雪ではなかった。
除雪の必要性も高くないのに、なぜ除雪車出動したの?と思ったのだった。
だから、気持ちは今日が今季初の除雪車が来た気分。

山間部では、毎日除雪車が出動しなければならないほどの大量の雪が降っているから、除雪作業や雪下ろしなどの必要があり、その事故で命を失ったり大けがをしたりしている人も多い。
それに比べれば、当地ははるかに楽な状況だ。

さて、あと2か月ほどの雪の降る季節、どのくらい降り、どのくらい除雪作業が必要になるだろうか?
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わくわくする楽しい野球マンガをありがとうございました~水島新司氏を悼む~

2022-01-17 22:02:22 | ひと
マンガ家の水島新司氏が亡くなられた。
投げて、打って、かっこいい、だけの野球マンガに専門性と深みを与えた人でもあった。
本人自身が野球をすることが好きだったから、あれだけの野球マンガと、飽きないストーリーを考えられたのだ。


野球マンガで日の目を見たのは、1970年ごろから少年サンデーに連載された「男どアホウ甲子園」だったと思う。
あの頃は、少年サンデーを愛読していたものだから、主人公が生まれたときに、野球好きの爺ちゃんが、孫の名前を「甲子園」と付けて、届け出をしたというエピソードが印象的だった。
今にして思えば、その主人公の藤村甲子園が入学した南波高校で一緒に野球をするチームメートに個性があって-丹波左文字とか―、そこが面白かったりしたのだった。
ただ長嶋茂雄の引退に、ストーリーを無理やり合わせたから、ちょっと白けたのを覚えている。


個性的な登場人物と言えば、なんといっても、「ドカベン」に尽きる。
かっこよくない、ずんぐりむっくりの山田太郎が主人公。
キャッチャーを主人公にしたが、最初は、「熱血柔道マンガ」として連載されていた。
その体型は、柔道マンガにこそふさわしかった。
それが、岩鬼とともに舞台を野球に移していくのは、最初は無理があるなあと思っていた。しかし、話が進むにつれ、最高の野球マンガとなっていった。
チームメートの、里中、殿馬、微笑たちの個性。
それに劣らない、不知火、雲竜をはじめとする多くのライバルたち、。
彼らの所属チーム、明訓高校を倒そうとする数多のチームとの地区大会や甲子園大会での死闘に、目を奪われた。
ストーリーの展開に絡む、野球の奥深さ。
アウトになったはずなのに得点が記録されるなど、ルールを熟知したからこその奇抜な展開。
本当に面白かった。
だから、高校野球での戦いを描いた「ドカベン」と「大甲子園」は、大人になっていたが、家で何度も何度も繰り返し読んだ。


青年コミック誌「ビッグコミックオリジナル」では、「あぶさん」を描いた。
実在のプロ野球選手が続々と登場するのは、それらの選手たちとの交流があったからだろう。
特に、巨人を中心に人気があったセ・リーグではなく、パ・リーグの南海ホークスという地味なチームを取り上げて、主役のあぶさんこと景浦を活躍させたのは面白かった。
野村、江夏、藤原、門田ほか、他チームの選手たちも。
三冠王をとった落合と景浦の争いなど、実在の選手とフィクションの登場人物とをタイトル争いさせる場面もあり、現実がこうだったらもっと楽しいだろうなという思いを抱いたものだった。


そして、少年マガジンに連載された「野球狂の詩」。
最初のうちは、「東京メッツ」という架空のチームで活躍する、選手たちの個性豊かなプレーをたっぷり楽しんだ。
50歳代のエース岩田鉄五郎だとか、女形の藤娘・国立だとか、ジンクスを生かす甚久寿だとか、「ドカベン」に負けずに楽しかった。
その後、女性の水原勇気を、野球選手にするというストーリーには、面食らったが。
ただ、女性選手の登場などは、その後独立リーグなどでは現実のものとなった。

一人一人の個性を生かして野球をするとか、学級経営をするとかいうのは、案外水島氏のマンガから学んでいたのかもしれない。
自分も、30代まで小学校の野球チームを指導するという機会があったが、個性を生かしたチーム作りは、本当に楽しかった。

そんな面白い野球マンガをたくさん描いてくれた水島氏が、新潟出身だということは、ちょっぴり誇りであった。
新潟県自体は、日本文理が夏の大会で準優勝するまでは、完全に野球弱小県であったゆえ、なおさらだった。

野球文化の発展に、マンガという手法から寄与してくださった水島新司氏。
わくわくする野球マンガ、本当に楽しかったです。
ありがとうございました。
心からご冥福をお祈りいたします。
合掌。


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空振による津波、今回初めて知った自然の驚異

2022-01-16 19:59:00 | 自然・季節
今年の雪は、山の方では大雪となっている。
幸い平場の当地では、今のところ雪はあるが大雪ではない。
去年の今頃は、大雪・豪雪にほとほとまいっていたことを思い出す。
去年は、元旦から降り始めた雪が、半端なく降り続いて、平場の当地でも1mを超える積雪を記録したりしたのだった。

去年の1月のこのブログのタイトルを見てみると、とにかく連日雪の話題ばかり。
列挙してみる。

・雪で年が明けました
・2日連続の除雪は3年ぶり
・今、この歌は好きになれないな…~「雪のおどり」
・大雪珍百景!?
・暴風雪の中を運転しながら…
・短時間で多量の降雪・積雪、間違いなく豪雪!
・連日大雪!連日大量除雪!!
・雪が止んでも、悪路の脅威
・降っても止んでも、除雪作業なのだな

15日間に毎日の記事に「雪」の文字が出てきていたのが9日もあった。

1年前は、雪のことで自然の脅威をたっぷり感じていたのだった。


ところで、今朝は、別な自然の驚異に、びっくりした。
朝起きてテレビをつけてみると、「にげて」とか「津波避難」とかの文字がおどっていたからだ。
津波だなんて、前日流れていた、南太平洋の海底火山の噴火の影響か?
でも、昨日は、津波の心配はないと言っていたよな…。
そんなことを考えながら、画面を見て、聴いていると、やっぱり海底火山の噴火に関係した津波の警報なのだという。
すでに、最大1mを超える津波が真夜中に海岸に到達していた所が、東北にも南海の島にもあったと聞き、驚いた。
幸い、命にかかわるような大きな被害は出なかったから、よかった。

気象庁が、一度は日本に影響なしと言っていたのに、大きな影響が及んだことに、やはり自然の驚異を感じた。

この津波の原因は、今まで起こったことがなかったことが起こったから、気象庁も予測できなかったのだと聞いた。
「空振」。
「からぶり」ではなく「くうしん」。
空気の振動のこと。
海底火山の噴火で空振が起こり、それで津波が発生した。
その空振による津波は周期が短く、強い津波になる可能性がある。
しかも、遠い方が波が大きくなるのだという。

へえー、初めて知った。
こんなことは、聞いたことがなかったので驚いた。

こんな自然の驚異もあるのだと知った。
まだまだ知らない自然の驚異があるのだな、と思った、今回の津波騒ぎであった。
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平畠啓史さんのトーク技術に感心~アルビレックス新潟激励会~

2022-01-15 21:44:08 | ひと


今日は、14時から、アルビレックス新潟の激励会が行われた。
前売りのチケットを売って観客を入れて、本来なら多くのファンの見守る中で行われるところだった。
なのに、オミクロン株と思われるCOVID-19感染症の急激な感染再拡大で、予定が変更され、無観客・オンライン配信で開催されることになってしまった。
ただ、それが、無料で視聴可能になったのは、すばらしいことだ。

そういった変更は、私たち視聴者にとっては、ありがたいばかりだったのだが、広い会場で観客が誰もいない中で開催されるのは、選手やチームスタッフにとって、およそ「激励会」とは遠いものであっただろう。

なにしろ、目の前に広がる観客席には、カメラマンなど撮影スタッフのほかには誰もいないのだから、とても空しい感じだったのではないかなあ。

それでも、激励会は、滞りなく行われた。
最初は、セレモニー。
・主催者でる、アルビレックス新潟の後援会長挨拶
・アルビレックス新潟後援会から、社長への財政支援金贈呈
・クラブを代表する中野社長の挨拶

ただ、私たちが一番見たかったのは、その後の選手たちのトークコーナー。
目の前にサポーターなど観客がいれば、反応があってそのコーナーも盛り上がるだろうけれど、無人の前でカメラだけが回っているのでは、選手たちも気が抜けた感じになるだろうなと思われた。

このトークコーナーは、一度に30人近くの選手と行うわけにはいかないから、7,8人ずつ4部に分かれて行われる。
このコーナーの司会は、平畠啓史さん。



このアルビレックス新潟のシーズン前の激励会には、毎年来て、Jリーグ通ゆえの名司会を務めてくれている。
ただ、特別親しくしているわけでもない選手たちとのトークということで、今回は特に無観客ということで、平畠さんもすごくやりにくいだろうなあ、と思った。

案の定、最初のグループの選手たちの語り始めは、ずいぶん雰囲気がかたく感じられた。
ところが、あっという間にその雰囲気がとけていった。
それは、平畠さんのかもし出す雰囲気がよく、選手たちをのせていくのがうまいから。
最初のグループに、一番ノリがいいGKの阿部選手がいたのもよかったのかもしれないが、なんといっても、平畠さんが事前に準備していた各選手への質問事項と、その反応に対する彼のウイットに富んださらなる返しがすばらしかったのだ。

次のグループでも、3番目・4番目のグループでも、事前に詳しい選手の情報を得ていないとできない質問があったり、あまり知らない選手たちのことでもその反応を見てその場にいる他の選手たちに振ったりして、選手との距離を縮め、グループ全体を盛り上げたりしていた。

いやあ、すごいなあ。
平畠さん、すごい。
さすが、司会のプロだ。
…と、そのすごさに感心した。

その個々の内容については、YOUTUBEでこの激励会を見てもらって、楽しんでもらうことにする。
ぜひ、ご覧あれ。
また、ほかの人がたくさん取り上げてくれるだろうから、激励会の選手の発言等については、ここではふれないでおく。

平畠さんが、単純なサッカー好きな芸能人というだけでなく、すばらしいトーク技術もそなえたすごいプロフェッショナルな人だというイメージに変わった。

いつも、J2リーグのことも気にしてくれていて、人なつこい語りで楽しくサッカー番組を盛り上げてくれる平ちゃんこと平畠さん。
今後は、画面上で彼の姿を見つけたなら、ちょっと尊敬のまなざしで見つめてしまいそうだ。
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詩「こどもとおとな」(谷川俊太郎)から思い出したこと

2022-01-14 21:19:37 | 「育」業
先日、ここで書いた谷川俊太郎・小室等共著の「プロテストソング」(小室等のアルバムでは「プロテストソング2」)の中にあった詩で、「こどもとおとな」というものがあった。

こどもとおとな

きみはこども
ぼくはおとな
きみはちいさい
ぼくはおおきい
でもおなじ
いのちのおもさ

あなたはこども
わたしはおとな
あなたはよわい
わたしはつよい
でもおなじ
わらいとなみだ

きみたちこども
ぼくらはおとな
きみたちおぼえる
たいせつなこと
ぼくらはわすれる
たいせつなこと


子どもと大人では、たしかに、子どもより大人の方が大きく、強い。
3連からなるこの詩でも、2連までは大人の優位さが強調される。
大人の優位さは、3連で、ひっくり返される。
子どもたちは大切なことをどんどん覚えていくのに、大人は大切なことをどんどん忘れていく。
仮にそれが、生きるための物分かりのよさからきているとしても。
だけど、子どもだって大人だって、命の重さは同じ。
うれしいことには笑い、悲しいときには涙を流す。
同じ人間なのだから。

気をつけなくてはいけない。
大人が、子どもを見下した見方だけをしようとしていないか、を。
まして、子どもの力を伸ばしたり育てたりするのを職とした人ならば。

そんな思いから、現職時代の後半は、自分と勤務先の職員たちに求めていた。
「子ども一人一人の存在をリスペクトし、子どもの心に寄り添って、信頼関係を築く 」ことを。

指導の効果を高めるのは、子どもとの信頼関係を築けたときです。
その信頼関係を築き高めるには、子どもの心に寄り添うことができるかどうかが大きなポイントです。
「よくしよう」とする教師側の一方通行の思いだけを伝えていると、やがて子どもの心は、離れていきます。
私たちの思いを子どもに届けることより先に、子どもの思いを、もっている哀しさを、私たちが知ろうとすることの方が大切です。
そのためには、子ども一人一人の存在をリスペクトする心をもちたいものです。
子どもは、私たちにたくさんのことを教えてくれています。
私たちにリスペクトする心がなければ、子どもから学ぶことはできません。
子どもの名前を呼び捨てにするなどの行為は、見下しを表すことにほかなりません。


谷川俊太郎氏の「こどもとおとな」の詩を繰り返し読んでいたら、こんなことを自分や勤務先の職員に求めていたことを思い出したのだった。
今もそれは間違っていない、大切なことだったと思っている…。
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本間至恩残留!選手たちの契約更新率の高さにアルビレックス新潟の期待感が高まる!!

2022-01-13 20:25:14 | アルビレックス新潟
今朝、地元紙新潟日報にアルビレックス新潟を応援する人なら、だれでも喜ぶ記事が掲載されていた



アルビレックス新潟の「10番」、エースの本間至恩選手の契約更新だ。



更新に際し、次のようなコメントが添えられている。

今シーズンも新潟の10番として、プレーさせていただくことになりました。アルビレックス新潟を応援してくださる方々のためにも、自分のサッカー人生のためにも、いい結果が残せるように精いっぱい頑張ります。



「自分のサッカー人生のためにも」という言葉の中に、決意が感じられる。
昨秋(この1月3日にも再放送があったが)、NHKのNHK-BS1「サッカーの園~究極のワンプレー~」で、背番号10にふさわしい選手をめぐっての番組があった。
そこでは、中村俊輔、遠藤保仁、澤穂希ら、そうそうたる「10番」の面々に混じって、J2リーグの本間至恩の名前やプレーが紹介されていた。

彼の去就については、新潟のサポーターだけでなく、多くの人たちが注目していたのであった。
去年は、J1大分が獲得かと報道があったが、今季は具体的なチーム名が上がらないまま、今日の契約更新のニュースが流れた。
ひょっとすると、夏に欧州のチームへ移籍、なんてこともあるかもしれないが、まずは下部組織から育ってきた恩を忘れずに新潟でのプレーを選択してくれたことは、非常にうれしい。

これでアルビレックス新潟の契約交渉は、全部終了したわけだが、驚くのは、契約更新率の高さだ。
新潟日報によると、昨季30試合以上出場した選手は、全員契約更新というのだから、すごい。
監督が代わるのに、これだけ多くの選手が残留を決めたなんて言うのは、めったに聞かない。
普通は、主力選手が、J1などに大量に流出してしまうものだ。
これほど主力の大半が残るのは、きっと昨季手ごたえを得たというのに、J1昇格を果たせなかった悔しさがあるからではないかと思う。
そして、もう一つ、選手同士やチーム関係者とのの信頼関係が、他チームにないよさを築いていたということではないだろうか。
もちろん、サポーターが作り出す雰囲気や熱気、支援体制なども、契約更新の決断の後押しとなったことだろう。
そして、監督は交代しても、前季コーチをしていた松橋力蔵新監督への信頼感が並々ならぬものであるということなのだ。
このチームなら、今度こそもっと強くなれる、もっと成長できる、という思いが各選手にきっとあったはずだ。

今日は、加入選手たちの入団会見が行われた。
中野社長からは、「より攻撃的に!!」という今季のスローガンが、発表された。
松橋監督からは、J1昇格を目指し、勝ち点80を突き詰めていく、との発言もあった。
明日からチームは活動を開始する。
5週間後には、2022シーズンが開幕する。
ワールドカップが11月にあるから、日程は厳しくなる。
J1から仙台、大分、徳島、横浜FCと4チームも降格してきたから、厳しい戦いが続くとも思う。

だが、アルビレックス新潟の今年の活躍が、大いに楽しみだ。
期待感が高まる。

Visca Albirex !!
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「プロテストソング」(小室等・谷川俊太郎著;旬報社)を読む

2022-01-12 22:25:36 | 読む


「プロテストソング」。
そういう書名の本が、谷川俊太郎、小室等の共著で、5年前に出ているのを知った。
その本を取り寄せて、読んでみた。

私が学生だった頃、小室氏の歌には、谷川氏の詩に曲をつけ歌っていたものが多かった。
1978年には、小室氏は共作アルバムとして「プロテストソング」を出していた。
その中には、「汽車と川」「一匹のカニ」「なんにもしたくない」などがあった。
「汽車と川」や「一匹のカニ」は、私も気に入って、何度も聞いたものだった。
あの頃は、それらのほか谷川氏の詩「生きるということ」をもとにした「いま生きているということ」という曲がよく歌われ、小室氏の代表的な曲となったのだった。

今回、この「プロテストソング」を読んでみると、2017年に「プロテストソング2」というアルバムがリリースされていたことが分かった。

本書は、
① その2枚のアルバムに入った曲の詩集
② それらの全曲の楽譜集
③ 谷川氏と小室氏の対談
という、3つの構成でできている。

前々回に載せた「すきになると」という詩も、本書に掲載されていたものである。
それは、「プロテストソング2」に入っていたものだから、今まで知らなかった。
「2」の方にあった13編の詩は、今まで読んだことのないものだったから、新鮮だった。

「プロテストソング」と言いながら、「すきになると」とか「汽車と川」などは、どこがどうしてプロテストソングなのだろう、などと思ったりする。
プロテストソングというと、世の中の不条理に対して何か強い姿勢に出て訴えるような歌、という気がするのだが、谷川氏の詩には、そのようなあてつけがましさ(?)は、感じられない。
さらっとしているのだが、深く感じさせるものが多い。

対談でも、熱の入った議論をするわけでもなく、淡々と話す二人の様子が伝わってくる。

「すきになると」
「こどもとおとな」
「死んだ男の残したものは」
「おしっこ」
…などの心に残る詩を繰り返し読んでいたら、これらの詩に、小室氏がどんな曲を付けたのか、知りたくなった。

Amazonで調べて、CD「プロテストソング2」の購入ボタンをポチッと押してしまった。
今後、じっくり聴いてみよう。

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