びわ湖の向こうに見える山は、比叡山です
千日回峰行の「堂入り」を21日未明、無事に終えられました。
今回挑まれたのは大津市善住院の住職さん、
釜堀浩元さん(41)
平成19年以来8年ぶりで戦後、13人目とのことです。
どうだったかなあと思っていたのですが、本当によかったです。
堂入りの時、見届けておられる信者の方々が涙ぐんでおられましたが、
無事の知らせに安堵されていると思います。
「千日回峰行」
千日間、比叡の峰々を縫うように巡り礼拝を続けます。
そのあとに「堂入り」です。
これは、比叡山中のお堂に籠もり九日間の完全な断食をしながらお祈りを続けるものです。
正に荒行で、死と隣り合わせといってもいい修行です。
釜堀さん、まだ終わってないのです。
千日回峰行は七年かけて行われますので、あと六年目と七年目の修行を終え
初めて満行となります。
この行、1日目から申しますと
※1年目~3年目 1日30キロを100日間
※4年と5年は30キロを200日間
それが終わるとすぐに
※堂入り、断食・不眠・不臥を9日間
※6年目 京都赤山禅院への往復が加わり1日60キロを100日
※7年目前半の100日 「京都大廻り」 山中から赤山禅院、更に京都市内を巡礼し
全行程84キロ
※最後の100日 元通りの1日30キロ、比叡山中を巡り
千日の満行を迎え 「北嶺大行満大阿闍梨」 となられます。
常に死と隣り合わせの苦行、荒行です。
あと、2年無事努められることを願います。
” 紫の 峰に霧這う 回峰行 ”