四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

三月の句会

2009-03-29 07:42:12 | 俳句
 入学試験や卒業式、就職や転勤の三月はサクラの時節でもあり、離別と出会いの始まる独特の感慨がうかぶ時期です。悲しみも喜びもないまぜの季節、その上にリストラの荒波が容赦なくかぶさって来ます。今から長いトンネルが予想されますが、明るい朝の来ない闇夜は無いのです。全ては「無常」、変化しますから。今までの浪費を止め「小欲知足」で行きましょう。感銘した作品は下記のとおりです。兼題は「楽」でした。

♪春の昼口の大きな管楽器  邦彦
♪楽勝と立てる親指大試験  明
♪白木蓮家をまるごと呑み込めり  恵美子
♪昨日よりさらに高きへ梅真白   花子
♪さまよひてひこばえとなる命かな  正浩

私の作 ♪啓蟄や半音あがる地下の街  駿
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