四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

兼好サンありがとう

2009-04-14 07:17:00 | 生かされて今日
 『人の身に止むことをえずしていとなむ所、第一に食ふ物、第二に着る物、第三に居る所なり。人間の大事、この三つには過ぎず。飢ゑず、寒からず、風雨にをかされずして、閑(しづ)かに過ぐすを楽(なのしみ)とす。
ただし人皆病あり。病にをかされぬれば、その愁(うれい)忍びがたし。医療を忘るべからず。薬を加へて、四つの事、求め得ざるを貧しとす。この四つかけざるを富めりとす。この四つの外を求めいとなむを驕(おごり)とす』 卜部兼好の「徒然草」第百二十三段です。

 680年前と現代とは事情が違いますが、衣・食・住と医療の4つがあれば富める者で十分ではないかと「小欲知足」を説いています。
私はハッとさせられました。いつも当たり前と思って感謝が無かったことに気付きました。いかに目に見えないもの(酸素、太陽光、お米や魚の命、親や先生の恩)に支えられて生きているのかホントに不思議だ。桃の花が盛りです。
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