四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

ヘボン博士の教会

2009-04-21 19:17:01 | 生かされて今日
 ヘボン式ローマ字を創った博士夫妻は、江戸時代末期にアメリカから来日、33年間も日本に滞在された宣教医です(牧師さんではない由)。Hepburnの名前がヘボンと日本人には聞こえたんですね。博士も面白がって「平文」とサインされたそうです。
神奈川区に現存する成仏寺に住んで生麦事件のような異人襲撃の物騒な時代に、無料で庶民に診療を施されました。クララ夫人が殴られたこともあったそうです。
日本語訳の「聖書」、和英辞典の創刊、明治学院大学やフェリス女学院等の設立、島崎藤村らの青年の育成に大いに貢献された日本近代化の偉人です。
 指路(しろ)教会は、博士が米国に帰る際に残されたプロテスタント教会で火災や関東大震災から修復、JR関内駅近くにあります。Shilohとは救世主「メシア」の意味だそうで、簡素な礼拝堂が信者さんの説明を頂いて見学出来ます。竹中工務店が造り、横浜市の歴史的建造物の指定を受けています。
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