四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

西本願寺(京の旅その10)

2009-07-08 05:03:59 | 生かされて今日
 解体修理がなった親鸞聖人の西本願寺へ詣でました。日本で最大の信者を誇る門徒の聖地です。天皇貴族オンリーの仏教を始めて一般庶民へ説かれた法然上人のお弟子さんが親鸞聖人。『たとい法然上人にすかされまいらせて、念仏して地獄におちたりとも、さらに後悔すべからず候(そうろう)』と師への信頼が「歎異抄」にあります。
大盛況の法然上人の説法に嫉妬した比叡山らの旧勢力は天皇にざんそし、上人は80歳の身を四国讃岐へ、親鸞は新潟へ流罪となりました。
 高さ29Mの雄大な御影堂(みえいどう)は373年前に全国門徒の熱列な真心、お布施と奉仕で完成、幾多の地震、戦乱に耐え悠然と聳えていました。かぐわしい畳の香りの大広間にのぼり、多数の参拝団と共に木像の親鸞聖人に合掌拝礼しました。親鸞は始めて公に妻帯したお坊さんです。帰る際、鋭い鐘の音が連打されて聞き入りました。


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