四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

二条城(京の旅その9)

2009-07-06 07:33:24 | 生かされて今日
 青葉しぐれの中を二条城に遊びました。江戸幕府が朝廷と西国雄藩へ睨みをきかせるために家康が造らせ、孫の家光が完成させました。
雄大な二の丸御殿は国宝で、最後の15代将軍・徳川慶喜が大政奉還を宣言した大広間があり、うぐいす張りの廊下が有名ですね。世が世ならば「下郎下がれおろう」と切りつけられた近寄れぬ場所です。
わが島津藩のような外様大名と譜代親藩とは将軍に拝謁する広間が差別されていました。暗殺を恐れて将軍の座近くにはガードマンの武者隠しがあったそうです。物騒な時代ですもの。でも現代も同じ危険なレベルで進歩していませんね。
 庭園は小堀遠州の作らしい。天守台の高さに松の緑が元気に立って、青時雨の中とても広い庭にグロッキーに。松の枝ぶりは京都によく似合います。
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