四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

小春日和の神宮球場

2010-11-18 20:34:24 | 生かされて今日
雨で順延となつた明治神宮野球大会の決勝戦が小春日の神宮球場でありました。目当ては早稲田のハンカチ王子ではなくて、我が故郷の鹿児島実業高校です。日大三高との決勝戦を見ようと横浜から駈けつけました。地元の日大3の応援は当初パラリ、九州の果ての鹿児島の応援団がまさりますが、投打に力負けして1対4で負けました。本塁打を含むヒット数で倍の差が出ましたので敗北は明らかでした。1塁側は首都圏に住む望郷の鹿児島人が応援に来てくれたのでしょう。
 神宮球場に来たのは幾年ぶりか分かりません。まさに青春の明治神宮外苑で、銀杏モミジが美しい暖かな野球日和でした。第二試合は大学の部で続々と観客が増えてきて、ハンカチ王子見たさなのでしょう。私は関心が薄いので人をかき分けて球場を出ました。久しぶりに青山通りを歩き、渋谷から横浜へ帰りました。
途中にある昔勤務の本社は消えて30階の高層ビルに変身していました。無常ですね。東京は夢や野心の坩堝で学生やビジネスマンが多く、素敵なファションの女性も見かけました。でも都会人は一般的に個性的な顔が無く無機質でノッペラボウ、情緒が薄いなぁと思います。私もかっては仮面の一員でしたが、今は非合理な情ある人間に戻りました。
  ♪顔のもどるわが街のひと冬西日  駿
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