四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

十二月八日は

2010-12-09 08:58:49 | 生かされて今日
十二月八日は、無謀なる太平洋戦争突入の開戦日で、大正・昭和人の受難、地獄の蓋が開かれた日です。
 一方ではお釈迦さま・釈尊が悟りをひらかれた日で仏教徒の三大行事のひとつ成道会(じょうどうえ)でもあります。
 私は感謝の読経をするため小雨の払暁家を出て横浜の教会道場へ行きました。午前6時、釈尊のブロンズをご安置する御宝前で法華経を朗唱しますと、自分がお釈迦さまに抱きしめられていることや今は亡き両親や兄、先生や会社の仲間などが思い出されて泪が流れてまいります。如何に無数の恩を頂いてきたのかに気付きます。国の防衛のために戦没された無念の老若男女など一切衆生の恩です。
 道元禅師のお言葉に『人身(にんしん)得ること難し、佛法あうこと稀なり。今われら宿善の助くるによりてすでに人身を受けたるのみに非ず、会い難き佛法にあい奉れり。生死(しょうじ)の中の善生(せんしょう)、最勝の生なるべし』とあります。
 今このうるわしい日本に人間として生んで頂き、育ててもらいその上に仏縁を頂くという幸せに感動いたしました。来年の挑戦目標2つを釈尊にお約束しました。その2つは次の通りです。
「私は愛別離苦のような苦境にあっても、仏さまのお手配に気付き感謝出来る人間になります」、「私は伝道布教出来る善友になります」。大ほらにならぬよう有言実行いたします。
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