四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

年の瀬の句会

2010-12-23 17:55:58 | 俳句
 平成22年も師走を迎え、何となくそわそわする時節となりました。江戸時代はつけのきく良き時代で一年の借金をこの年末に清算、返金しなければならないから、年を越すのが大変だったそうです。
 有難いことに借金取りから追い回されず年の瀬に浮世離れの句会と忘年会を楽しむことが出来ました。あいにく仕事や病気で出席できない友もおりましたが15人での句会となりました。うち5人が男性です。俳句は江戸時代から戦前まで男専科の趣味でしたが、昨今は元気で柔軟思考の女性軍に圧倒されています。私は同性の男性の入門を是非おすすめします。普段使わない非合理的、情緒分野の脳みそが生き返りますよ。
 
 ♪聖夜かな街まるごとのおもちゃ箱  照子
    ♪過ぎし日を少し美化して年新た  花子
       ♪笹鳴にうさぎの耳を借りむかな  寿美子主宰

 ♪紅葉かつ散る切株に武蔵野に  教子
    ♪親しげに夜寒をきざむ古時計  慶子
       ♪失恋の話を不意に落葉踏む  邦彦
私の作品 
 ♪読みかへす手帖の傷や年の暮  駿
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