四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

いたち川はたのしい

2011-06-09 19:05:39 | 生かされて今日
 いたち川は金沢自然観察の森を出て、JR大船駅裏の柏尾川、更に境川に合流し相模湾の江ノ島の海に流れこむ河川です。この周辺は奈良時代からの穀倉地帯で本郷とか公田、鍛冶ヶ谷など地名にその痕跡があります。頼朝が創建した証菩提寺は、配流の伊豆から平家打倒に出撃、石橋山で惨敗した際に身代わりとなった武将を慰めて創建した大寺でした。イザ鎌倉で出撃する日に、この川辺で酒宴を開いたそうで「イデタチ川」が元々の名前らしい。卜部兼好さんも渡って行った川とか。川沿いには散歩道がつくられ、警察学校や進学校の柏陽高校、本郷中などが面しています。
 初夏のさわやかな若葉青葉の風にジョギングやお散歩組がゆったりと楽しんでいました。川には丸々とした鯉が群れをなして、土手に下りると人なつかしく川面に大きな口を並べてきます。その数と迫力にすこし腰が引けるほどです。とてもよき懐かしき川で横浜俳話会の吟行会の案内や横濱金沢シティガイド協会のボランテァガイドをした経験があります。
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