四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

今日の「おくのほそ道」

2011-06-28 16:05:51 | 生かされて今日
 芭蕉と曽良の旅は、深川から粕壁の1泊目から44泊目の岩手県一関にずぶ濡れで到着しました。梅雨のさなかの陽暦の6月28日です。翌日、判官贔屓の芭蕉たちは義経が弁慶など郎党と滅んだ高館、藤原3代の跡、中尊寺、毛越寺(もうつうじ)などをめぐりました。一関から平泉まで往復8KM、名勝を残らず見学しこの蒸し暑い時期にそのバイタリティに脱帽するばかりです。ぞうりを履いて凸凹道を歩き誠にタフですよね。
『夏草や兵(つわもの)どもが夢の跡』 芭蕉
中尊寺では経堂と光堂ともに開帳と書いていますが、実は曽良日記によると経堂は坊さんが不在のため見なかったのです。
『五月雨(さみだれ)や降りのこしてや光堂』 芭蕉
この度、平泉は世界文化遺産に指定されました。この大震災の時に有難いことですね。
コメント