四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

大学生と勉強

2011-10-03 14:37:41 | 生かされて今日
 横浜市主催の市民公開講座「放射能がもたらした食への影響」が神奈川大学で開かれて参加しました。放射能汚染という目に見えない疑心暗鬼の時ですからベストタイミングな講義だと思います。講師は国立保健医療学院という初耳の研究者でした。
ただセシウム、ヨウ素、被曝線量、シーベルトやベクレルと云った基礎的意味も不明な私には残念ながら解りませんでした。ヨウ素よりもセシウムが危険で、30年にわたり悪さをすることや省庁HPから色んなデータが公開されていること、海の汚染は複雑で現在ではほとんどわからないらしいこと等が知られました。終了後に講師に質問をし、震災直後の原子炉爆発以降汚染物質の排出は止まっているのかを尋ねたところ、大幅に減っている様子との返事でした。私の思っていた以上の広範囲に汚染が及んでいるようです。政府もマスコミも混乱を避けるために情報を絞っている感じだ。例えば吹き飛ばされた発電所の映像は意図的にかなり遅くなって流されたと思います。
 この講座は学生と市民が共に学習する企画で、とても良いと思います。学者教授は象牙の塔に閉じこもらず市民に奉仕する気構え(noblesse oblige)を出してもらいたいものです。周りの学生さんは寝込んで出席の点稼ぎのふうでした。久しぶりに秋日和のキャンバスを歩いて青春を思い出しました。とても立派な学び舎や周辺の下宿を見ると学費を背負う親御さんのお顔が浮かびました。
コメント