四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

少年少女の詩人

2011-10-09 20:49:35 | 俳句
 灯火親しむ晩秋となりました。半世紀を超える横浜俳句大会は今年で第56回を数えます。昭和31年、俳句結社の主義主張、スタイルを乗越えた親睦団体として秋元不死男、古沢太穂、小林康治らの先達が集まりました。毎年この横浜俳句大会や三渓園寒梅俳句大会、吟行会や定例句会を開催、高校生への俳句指導などを手弁当の奉仕を続けています。
俳句大会は横浜市教育委員会や神奈川県、県議会、横浜市、市議会、新聞5社の後援を得て、10日かながわ県民センターで開催されます。少年少女の入賞は十名の方々で表彰されます。大人になっても詩人であり続けて欲しいと思います。

・うちわのきんぎょあおぐとみんなおよぎだす  小1 すずき あいな
・風鈴は風がかわるとちがう音          小3 矢口 るな
・ぶらんこに乗れば私のタイムマシン      小5 宗山 菜々美

・夕焼を海がのみこむ日曜日          小6 柏本 さくら    
・彼のま前顔も心もさくらんぼ       中1 望月 楓
・ひまわりの性格きっとおてんばだ    中2 高橋 佑果

・大夕焼両手は明日へ開けておく     中3 竹野 志穂
・割れるたびしゃぼん玉から笑い声    中3 木村 總
・半ズボンひざに国境生まれたり     中3 二見 賢人
・てんとう虫私の好きな文庫本      中3 村田 莞太朗
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