ワールド・ベースボール・クラッシックへの不参加方針を決めた日本プロ野球選手会(新井貴浩会長・阪神タイガース)は、まともな勇気ある判断をしました。アメリカ大リーグ中心のご都合主義の大会運営に対し、不信感を募らせていることが不参加への大きな要因。アングロサクソン優越の運営が公平な収益金の分与をしていないことはあきらかだろう。オリンピックでさえ柔道にしてもスキー競技にしても欧米人に有利になるよう、有色人種に不利になるよう改悪してきた歴史がある。
日本選手会が一見稼ぎを捨てたように思われるが、安い対価での労働を、将来の選手達のために拒否したのは立派である。
自分の選挙での当選しか考えられない昨今の政治屋達、民を苦しめている東電の役員、組織しか守らぬ高級官僚から大津市教育委員会の小役人までの無責任、志なき人間に比べて大いに賞賛に値する。選手生命に大きなリスクを賭けるWBCに、安い対価では不参加が好ましい。世界制覇3連覇をはやす誘惑に負けず、選手の生活を守る判断を支持します。