四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

中学生が句会に飛び入り

2015-11-26 18:55:22 | 俳句

 私たちの句会に孫のような中学2年生の男女二人が飛び入り参加して楽しい時を過ごしました。事務方の説明によると社会見学の一環らしく、とても良き体験なので大歓迎しました。職業を知る教育でもあるようです。常々私もアカデミックな進路指導のみでなく、将来の自分の職業、どうやって食べていくのか、どう社会に貢献するのかの方向を考えさせることは重要と思っておりました。何となく就職するのではなく個性にあった職種を探す、親の給料がどのような働きによって得られているのかに関心を持たせることは重要なことです。大人にはこんな遊び、楽しみが有ることを知らせたいとその場で句会に参加して、選句をしてもらいました。難しい漢字や季語など全句を読んであげて選句です。想像以上にフィーリングが良くてみんな驚きました。

二人が選んだ句は次の通りです。意味よりも何となく良いでいいのです。句を選ばれた仲間は大喜びでした。

 

◯何気なく過ごす幸せ栗名月

◯隙間風ピクリと動く猫の耳

◯丁寧にコーヒー淹るる今朝の冬

◯庭園の池より生まる秋の色

◯煤逃や放課後のような青空

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