四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

手をつなぎ合う時代だ

2016-08-26 06:24:08 | 元気を頂く言葉(庭野日敬師

 宗教にはそれぞれの信仰の対象、本尊がありますが、そのそれぞれの信仰対象やご本尊の優劣を論じて争うのは愚かなことです。もはや、そういう時代ではありません。

すべての宗教は人を救い、幸福にすることをめざし、この世界を平和に導くことを究極の願いとしています。

その点では違いはありません。人類が核戦争の危機にさらされているときに、宗教者が互いの教義や本尊の優劣を競い、言い争ってなんになりましょう。

心を開いて、自己の改めるべきは改め、他に学ぶべきは学び、それによって互いに力を合わせて人類的危機に対さなくてはならないのです。いまこそ人類全体のために貢献する宗教の原点に立ち返らなくてはならない時です。

「私は、一つのことをしようとして失敗した。あなたも、何かをやろうとして失敗した。だが、手をつないでやれば成功するだろう」という言葉があります。

そうした謙虚さをもって立ち上がることです。世界宗教者平和会議開催の真の意義は、まさにそこにあります。

 

立正佼成会開祖 庭野日敬師 世界宗教者平和会議主導者 テンプルトン賞 ローマ教皇より「大聖グレゴリウス賞」 1999年92歳逝去

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