四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

まず夫婦から実践を

2017-01-07 05:46:24 | 元気を頂く言葉(庭野日敬師

 『大学の卒業式で、これから社会人として第一歩を踏みだす若者へのはなむけに、こんな言葉を贈る先生がおられました。

 「諸君が会社に入って道を切り開いていくうえで、いちばん大事なことを教えよう。

それは『おはようございます』、『ありがとう』、『すみません』が素直に言える人間になることだ」と。

 これは毎日の生活でふつうに交わされる言葉で、人間関係を保つ基本的な言葉です。

その言葉すら、いまの若者たちの多くが素直に口にできなくなっているわけです。その先生は、大学の卒業式でそうしたアドバイスをしなければならない現状を、まことに情けない、と嘆いておられるのです。

 ただ知識を詰め込んで卒業証書をもらっただけでは、大学を出ても、社会で本当に役立つ仕事はできません。この社会を構成する人間としての心得こそが社会の潤滑油であり、それがそなわって初めて知識が役立つのです。

 そうした大切な言葉が、いつもスッと口にできるようになるのには、小さいうちから家庭でも学校でもしっかり教え込まなくてはならないのです。

そのしつけの欠如は、本人にとっても、日本の社会にとっても、まことに不幸なことです。』

 

庭野日敬著『開祖随感』より

 

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