『宗教は、私たちが毎日生活しているこの社会をよくするためにあるものです。つまり世直しが目的です。それは、ただ祈るだけでは実現しません。
祈りはもちろん大切ですが、「よい社会になりますように」と、ただ祈るだけで、現実の社会がすばらしい社会に変わるものではありません。社会を大きく動かすいちばんの力は政治です。ですから、なによりもまずよい政治が必要なのです。その政治は、どのような政治家を選んでまかせるかにかかっています。そう考えてくると、選挙の大切さがよく分かってきます。
私たち一人ひとりが責任を持って選挙権を行使することによって、国のために本当に役立つ人を国会に送り出すことができます。一票の行使によって国民の意思を国政に反映できる貴重な権利をむだにしてはならないのです。
選挙のたびに、おもしろ半分で立候補する人がおり、また、おもしろ半分で投票する人がいますが、政治を甘く見すぎると、そのつけは自分に回ってきてしまいます。
政治がだらしないと非難するよりも、そうした人物を選んだ自分たち自身を反省すべきなのです。』
庭野日敬著『開祖随感』より
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