四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

横浜の遺跡の吟行

2015-11-08 20:36:11 | 俳句

 今から2千年前の遺跡(弥生時代)があり、竪穴式住居や高倉倉庫、侵入を阻止する土塁、巡らせた柵や木橋などが再現されています。近くにはお墓も遺されています。

横浜市営地下鉄のセンター北駅に近い国指定の「大塚・歳勝土(おおつか・さいかちど)遺跡」です。横浜市歴史博物館と一体となった公園になっています。

あかざ俳句会では30人が参加し晩秋の吟行を行いました。まず句友で歴史に造詣の深い雅雄さんが遺跡の概略を説明してくれました。横浜の傾きマンションの地層までマニアックな解説でした。

復元の環濠集落は快適な丘になっており秋日で暖かく、紅葉が囲みドングリが散らばるそこからなんと東京スカイツリーがのぞめました。昼からの句会ではよき作品が発表されました。


◯どんぐりや弥生の墓に眠る児も   香織

◯冬に入る遺跡を醒ます子らのこゑ  教子

◯木の実降る弥生遺跡の子守歌    好子

◯冬日透く弥生住居の息づかひ    満美

◯古民家の武骨な竈冬に入る     道生


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