四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

横浜俳話会が60年を迎えました

2016-04-16 15:53:00 | 俳句

 横浜市に本拠地を置く俳句愛好家の親睦団体「横浜俳話会」は昭和31年4月11日に秋元不死男氏を幹事長に据え、古沢太穂、小林康治、飯島草炎、栗栖浩誉や小林三日月、河野南畦、野沢節子、八幡城太郎、飯田九一など錚々たる俳句作家が集まり産声を上げました。

文芸上の主義主張を超えて集まった先人のご努力により、今月4月11日に60周年祝賀会を開催しました。90歳に近き先輩も足を運び楽しく有意義な会となりました。

記念講演をお引き受け頂いたのは当会の顧問、日本伝統俳句協会副会長の大輪靖宏上智大学名誉教授。

「俳句の強さを支えるもの」と題して一時間教えていただきました。

和歌や連歌に比べて俳句の起源は無官の猥雑な三流の生まれ、それだからこそ庶民に支えられて強く生き延びてきたと。

演劇における歌舞伎、能狂言、絵画における浮世絵と同じように今や世界中から関心を集めていると。

出自が卑しいからこそ根強き伝統文芸なのだとのお話に感銘を受けました。

にぎやかに会食しこれまでの60年の歴史をスライドで鑑賞、横浜俳話会100年に向けて威勢よく、若手の俳句人の参加を得て頑張ろうでお開きとなりました。

横浜とうたつておりますが、全国の俳句愛好家が参加でき、会費は年2000円です。現在の会長は麻生 明さんです。


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