優しい春の彩の啓翁桜の里 | |||||||||
< | < | < | < | < | < | < | < | < | < |
初めて来た時に、この地の人から聞いた桜の名前と、この花はお正月の頃、生花用に枝を伐って出荷し伐り残された枝から、本来自然に咲く時期にこのように里を彩るのだと説明してもらったことから、「ありがたい残り物」と出会うのが、ソメイヨシノに先駆けての、隠れ名所のお花見である。
訪れる人と誰も出会わなかった最初の頃だったが、昨年、そして今年と、カメラを持った人が多くなってきている。
写真教室か、カメラマン仲間のようなグループの人も多い。
今年は啓翁桜よりもサンシュユのほうが目立つ。
下草の浅緑、薄いピンクの啓翁桜、鮮やかな黄色のサンシュユ、杉や檜の深い緑。
自然の織り成す色合いの調和が、気持ちまで優しくしてくれる。