早朝4時過ぎに目が覚めた。今頃から眠ると6時半には起床できない。カーテンを開けるとほんのりと朝の気配がするが、日の出までにはまだ時間がある。日の出を見たいと思うのだが、日の出の位置が、北にあるため家からでは見えない。
山麓線のどこかからは見えるだろうが、早朝の道路はスピードを出して通る車が多いので、駐車場所を探してゆっくり走るのは危険である。
吉野川の堤防か河川敷へ行ってみることにした。まだなかなか日の出の時刻まであるだろうと、ゆっくり身支度をしていたのが、失敗の元だった。R24から警察前を南に下っている途中に、バックミラーにチラリと太陽が映った。しかしそこは急な下り坂で駐車できる場所ではない。とにかく車を停めることのできる場所まで走るしかない。
吉野川の堤防の下に駐車して、堤防への石段を急いで登った。
太陽はまるで満月のようにはっきりと形が見える。晴れてはいるが湿気の多い朝なので、周りも靄っている。その湿度の高い空間を通しての太陽は、光芒がなく全く眩くもない。
15日の花火大会に備えて堤防の上は綱を張っている所が多い。対岸の野原町がぼんやりと霞んでいる。
河川敷に降りても、太陽のいい位置を捉えられそうもない。もう少し早かったら東の方から昇る太陽を見ることができたのに、こんな場所に早朝来た事もないから、行き当たりばったりの思いつきの行動では、この時期にはどの辺りから太陽が昇るのかさえきちんと掴んでいないのだから、仕方がない。
それにしても、ウォーキングの人の多いのには驚いた。こんな時間だったら涼しくて歩きよいことだろう。たまたま早く目覚めたからこうしてでてきたが、私には早朝ウォーキングは無理だ。
川原に下りようと思ったが、リードをつけていないワンちゃんがいたので、諦めて帰ってきた。