早朝に目を覚ましたので、裏の道へ出てみた。 少しばかり涼しい。
「秋は 朝から やってくる ♪ 」日中にはない風が稔りかけた稲穂を揺らしている。
稲の葉に光る露、間なく消えてしまうだろうけれど、朝露を見ていると、すぐそこに来ている秋を感じる。
そんな爽やかな気分で稲穂を見つめていた時、すぐ傍から突然大きい羽音がして、1羽の白鷺が飛び立った。
遠慮なく行動していた私の気配に、田の虫でもつついていたのか、危険を感じたらしく、急に飛び立った。
驚いたのは私のほうも同じだった。
持っていたカメラを急いでシラサギに向けたが、最初の1枚は写せたものの、次の目で追ってシャッターを押したら、向こうの木の陰まで飛んでいた。
人が見たら「これはなあに?」といった画像になってしまった。
こんな時は輦車という機能を使えばいいのだろうか。
誰もいない朝の田圃で食事中だっただろうに、脅かしてごめんね。