カフェテラス

テラスの片隅で一人心に呟くように

広くなった空

2016年10月08日 | ★ 日々の呟き

 

 

今日から雨だそうだが、今の所気持ちよく晴れています。

ぼさぼさに伸びた庭の木の枝が、ずっと気になっていました。

今まで選定に来てくれていた人は、廃業して新しい人にお願いするほどの値打ちのある庭でもないと、

愛着の薄れた庭に立って、伸び放題の枝の鬱陶しさだけが、毎日目に入るのが嫌な日々でした。

長い剪定ばさみを買ってきて、気に向いた時チョキチョキやっていましたが、その長さからくる重みで、

なかなか思うように伐ることができません。

 

 

見かねた知人が、「形なんか気にしなくていいなら、散髪してやろうか?」と言ってくれました。

「剪定」でなく「散髪」だったので1も2もなくお願いすることにしました。

「あこも、そこも、そっちも・・・」と朝顔の支柱で指しながら、ばっさばっさと、小気味よく伐って貰いました。

専門家なら決してそんなことを言わないし、して貰わないのに、何のためらいもなく、目障りに伸びた枝を伐って貰うと、

空が広く縁側から見えるし、流れる雲の行方も追えるし、

ぼさぼさ頭の散髪をして貰ったようにすっきりしました。

「もう1日かかりそうだから、そのうちの来る。」

知人は「やっぱり疲れる。」と言いながら伐り取った枝を車に積み込んで、くれました。

箒や、熊手で庭を掃きながら、「ホンマに疲れた。」と思いましたが、

広くなった空の方が嬉しくて、これも断捨離の類なのかと、ふっと思いました。

コメント (4)
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