雁金橋
膝に故障のなかったころ、友人と登りました。
橋を渡って登山する人のグループと出会ったことが、つい昨日のように、甦ってきました。
その時の友人は、体調を崩して今は介護施設で暮らしています。
雁金橋への登り口に立ち止まりました。
今から千三百年の昔。
大峯の山々を行場として修行された役行者が大峯を開山し、修行していた頃、
岩場の中からこんこんと水が湧き出る泉を発見します。
役行者がその泉のほとりに八大龍王尊をお祀りし、行をしたのが龍泉寺の始まりと伝えられます。
水行場 龍の口
この湧き出る泉を「龍の口」と言い、この地を龍神様の住まわれる泉ということから、龍泉寺と名付けられました。
雁金橋へ行こうとして、少し高台から見た、八大龍王堂です。
境内でお会いしたお寺の若い方と、少しお話して、「私の足で登れるでしょうか」とお尋ねしましたら、
登り口は少し急なので、気を付けてゆっくり…とおっしゃってくださったのですが、10年くらい前に登ったのを思い出して
やはり、雁金橋は、あの日を最後としようと、龍王堂にお詣りしてから、龍泉寺を後にしました。
帰途です。
川を隔てた向こうに、洞川温泉施設があります。
いい湯で、水汲みの帰りには何度か入ってっかったものですが、最近はそれが面倒で暫くのご無沙汰です。
温泉の横の山の木も育って、綺麗になって来ています。
白いのはススキの穂のです。
川のこちら側のススキも風に揺れて銀色に光って綺麗でした。
こんな碑が建てられていました。
いつもは車で通り過ぎているので、川岸をゆっくり見なかったから気が付かなかったのでしょう。
温泉の駐車場の上の山の木も綺麗でした。
帰りも紅葉のトンネルです。
ここで一休みしました。
観音峯へ登山する人たちが、この吊橋を渡って往来します。
この日も、休憩所のは、沢山の人が休んでいました。