啓翁桜の花びらの一つに、明け方の雨の一粒を、
優しく宿していました。
対岸の、花の世話をしたり取り入れたりするには、この吊橋しかありません。
水の美しい丹生川に、この素朴な短い吊橋がお似合いです。
カメラマンが一人、吊橋を渡って対岸の花をより近く見るために渡っていきました。
私も10年くらい前には、この橋を渡ったものでした。
中州の砂利と吊橋が1っ対となった、川岸という地名に
好ましい風景です。
若い人は、どんどん向こう岸へ渡っていきます。
対岸から見る川越し川岸地区の地区の家々とサンシュユや啓翁桜は、
花木の里ならではの、季節の花に囲まれた素敵なひと時を
切り撮ることができます。
思い残すことなく川岸の花木の里を、楽しむことができました。
車に乗ってからもう1度ウインドウ越しに花の山をカメラに残しました。
また来年ここに来ることができますように、そう思いながら発進しました。