ゆっくりゆっくり桜に導かれて、お堂に来ました。
信者さんが絶え間なくお詣りしています。
華やかな櫻の園が御廟です。
途中、何度も止っては振り向きますと、蕾の枝の向こうに、金剛山が見えます。
空はどこまでも青く枝のアーチが映えます。
小さい子が、とんとんと登って来る階段の左のスロープを私は下りて行きました。
登る時は、そんなに大変だったと思わなかったのですが、
足には下りの方がしんどかったです。
もうすぐ駐車場というところまで下って来て、ほっとしました。
その途中で、可愛い少女が「こんにちは」と二人で挨拶してくれました。
背の高い子たちだったので、「中学生?」と尋ねたら、「小学6年生です。」
と、ニコニコしながら答えてくれました。
そして、「気を付けてくださいね。」と言ってくれた優しさに、嬉しいプレゼントを貰ったような気がしました。