音和舎さんに沢山のホオズキが活けてありました。
通所している方が持って来てくれたそうです。
ホオズキは漢字で書くと 「鬼燈」と書きます。形と色からして鬼の灯を連想しているようです。
ホオズキを見ていると、子供の頃の遊びを思い出します。
外側の袋を開けると中に外の袋と同じオレンジ色をした丸い実があります。
それを指で何度ももみ続けていると次第に柔らかくなってきます。
柔らかくなったところで、爪楊枝で中身をそっと取り出します。薄い皮なので破けない様に優しく取り出すのが難しくて
何度も失敗しながら、また新しい実を貰って挑戦してやっと中身を取り出したら、それを口にして鳴らすことができるのです。
器用に鳴らす子もいたのですが、私はいつも失敗していたような気がします。
ホオズキの実の中身を出しているとはいえ、そんなものを口にしていたのを大人の人は止めたりしなかったのかしらと
今ふと思います。
ホオズキについて調べてみますと、生薬として根の部分や葉の部分実の部分など薬効があることを知りました。
解熱・咳止め・虫下しなど部分別の薬効があるので、中身を出した実の皮の部分を口に入れても、毒にはならなかったのでしょう。
今では子供たちがそんな遊びをしていないようですが、懐かしい子供の頃のホオズキ遊びを、音和舎さんに活けてあるオレンジ色の実を見ながら思い出しています。
女の子たちが口に含んで「きゅっきゅっ」
鳴らしていました
赤いほうずきは暑い夏の象徴です
色んな思い出がよみがえります
好きで 今頃 京都の奥の方で
盆花にほおずきとオミナエシの栽培
幾つもの田んぼ一面の黄色のオミナエシに真っ赤なホオズキ
この景色が好きで通いました
一緒にホオズキ遊びをしていたのは、女の子ばっかりでした。
男の子はビー玉遊びや、メンコ遊びをしていましたっけ。
友達一杯集まって、楽しい愉しい遊びでした。
同じ世代ですね。
ホオズキとオミナエシのある田園風景が目に見えるようです。
お盆のお仏壇の花にもホオズキが入っていたのを思い出しました。