国宝八角円堂
栄山寺は719年藤原南家初代武智麻呂の開創
国宝八角円堂は、藤原仲麻呂が、父母追善供養のため、天平宝字年間に建立された、日本建築史上
重要な位置を占める建築物です。
境内は今紅葉の最後の時を迎えています。
七重石塔婆・重要文化財・奈良時代の建立で我が国の最も古い石造塔塔の一つであると、
頂いたパンフレットに記されています。
国宝梵鐘・四面には、菅原道真の撰による小野道風の書と言われる銘文があります。
京都神護寺、宇治平等院と共に平安三絶の鐘とされています。
大日堂の軒を飾る紅葉が綺麗です。
本堂・薬師堂とその前には本堂と共に重要文化財の石灯籠があります。
石灯籠には弘安七年の銘があり各部ともに当初の姿をよく残していて、この形の灯籠を
栄山寺形と言われるそうです。
八角円堂の秋の、公開の最終日が今日11月第三日曜日で、幸いに内部をゆっくり拝観できました。
八角堂に捧げるように、もみじが綺麗に低い位置で見られました。
山門
通常駐車場のある所が受付になっているので、戸の山門は閉じられたままです。
これだけ歴史的に重要な宝物があるのに、さびれた感じになっているのが、勿体ないものだと
お詣りするごとに思います。
現在管理されている方は、境内を美しく保つために、かなりのお仕事をされているようでした。
でも由緒あるところは残してもらいたいですね
訪れた人は必ずそのような、感想を述べていらっしゃるようです。