柿の生産高日本1、柿の美味しさ日本1.とよく耳にするのは和歌山県と奈良県である。
和歌山県のことはあまり知らないので、奈良県五條市の柿について、やはり日本1だと思っている。市町村合併で五條市になったが西吉野町の、美味しい柿を頂いた。刀根早生と言う品種だと聞いた。富有柿はもう少し先だとのことだ。
そんな日から少しして、今の柿山の様子を見たくて、西吉野町へ行った。
こんなに広いっ柿山があったのかと驚いた。柿作りの方法がすっかり変わったのだろう。所々にビニルハウス栽培の柿が見える。
人がいたら聞いてみたかったのだけど、誰とも出会わなかったので、柿畑の中の道を下市方面へ向かって走った。
後で聞いた話だと、ハウス栽培の柿は、ずっと早い時期に出荷でき、大きな立派な柿だとのことだった。
上の写真は逆光なので黒くなっているが、茶畑にあるような扇風機があちこちについている。
霜よけの風車らしい。
このような大規模な柿農家では、後継者がおり若い生産者が頑張っているとのことである。
どの畑に行くにも車の通り道も十分整備されている。
米作り農家では、後継者がいなくて、高齢になって作業が負担になった時、規模を縮小して細々と稲作をしている所があると聞く。
柿作りにはそれなりの苦労が多くあるのだろうが、近代的な生産、販売面の開拓など、若い力が希望の持てる道を開いていく話をしてくれた高齢の方の日に焼けた、にこやかな顔が印象的だった。