石山寺では膝の痛みで、とても石段の多い参道を登ってお詣りするのは最初から諦めていたので、せめて秋色の山のお寺の木々を、青空と一緒にカメラに納めた。何度もここにはお詣りしているので、そんなに残念な思いもしなかったが、次にお詣りする宇治平等院との大きなつながりのある、紫式部の「源氏物語」を書く部屋と、「紫式部さん」に出会えなかったことだけが少し心残りと言える。
宇治を訪れると、源氏物語の世界に誘われていくような、想像が広がっていく。
青空に羽ばたく金色の鳳凰
池の対岸から望遠で、何とかお顔を拝することができた、ご本尊阿弥陀如来座像。
ここで御仏に手を合わせてお詣りした。
白い山茶花の咲く生垣に沿って、痛い膝を気にしながら、駐車場へと足を運んだ。
この日の膝の痛さは、この時がピークで車に乗って膝を自由にすると、不思議に楽になった。