朝妻八幡宮は文字通り、姫哭山の麓にあった。
境内が、そのまま姫哭山のへの登り口となっていた。
ところが、そのさほど広くない境内には、インターネットの写真で見たあの独特の社殿が、見当たらなかった。
その代わりに、薄汚れたプレハブ小屋が一棟、置かれているだけだった。
それが社殿らしいとわかったのは、正面に観音開きの格子戸が嵌められ、その前には申し訳程度の粗末な賽銭箱が据えてあったからだ。
え . . . 本文を読む
goo blog お知らせ
プロフィール
-
- 自己紹介
- 嵐悳江(あらし とくえ)──手猿樂師にして、傳統藝能創造家にして、鐵道愛好家にして、古道探訪者にして、文筆家氣取り。
雅号は「李圜(りかん)」。
最新記事
カテゴリー
最新コメント
- GS/ニッポン徘徊──旧下大崎村点景。
- Stargate/帝国の関門、のちに海の玄関、そして永遠。
- ししまる/いまさらあってもしょうがない。
- ししまる/おなじあなのむじな。
- ししまる/かがみにはうつらない。
- ししまる/ごえんとはそういうもの。
- 紫陽花/よくみねぇ。
- 紫陽花/ささやき。
- ししまる/さりながら、さりながら。
- ししまる/あきぬあじわひ。