夕方の道で、夏によく逢ふ名前は知らない虫の音を聞く。 連日の梅雨空に眩まされて忘れがちだが、いまは七月──夏の序にゐるのである。この夏の虫の聲は、さうさう、いつかの旅先でも逢った。はて、どこであったか……。この國難が終熄したら、その場所を探しに出かけるのも樂しからう。列車に乗っての。こいつァ、年齢(トシ)なんざ喰っちゃァいられねェ……! . . . 本文を読む
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プロフィール
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- 嵐悳江(あらし とくえ)──手猿樂師にして、傳統藝能創造家にして、鐵道愛好家にして、古道探訪者にして、文筆家氣取り。
雅号は「李圜(りかん)」。
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