ラジオ放送の觀世流「杜若」を聴く。三河國八橋まで来た旅僧は、當地名物の杜若(かきつばた)の群生に見惚れてゐるところへ聲を掛けてきた女性に招かれるまま庵へ行くと、女性はその昔在原業平の和歌(うた)に詠まれた杜若の精であると打ち明け、業平ゆかりの装束をつけて古への戀を偲んで舞を舞ふと、業平こそ女性を救ふ菩薩であったと“秘密”を明かして姿を消す──東日本大震災の“義援能”として、渋谷區松濤の舞薹で觀世流 . . . 本文を読む
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- 嵐悳江(あらし とくえ)──手猿樂師にして、傳統藝能創造家にして、鐵道愛好家にして、古道探訪者にして、文筆家氣取り。
雅号は「李圜(りかん)」。
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