迦陵頻伽──ことだまのこゑ

手猿樂師•嵐悳江が見た浮世を気ままに語る。

九條菜彩。

2023-07-30 14:10:00 | 浮世見聞記


ラジオで再放送の、寶生流「橋辯慶」を聴く。

武藏坊辯慶と、源義經になる牛若丸が、五條橋で出逢ふ一幕。

主従の契りを結んだ二人は、牛若丸の棲家である「九條の御所」へと向かふが、その九條云々は史實では存在がはっきりしないらしい。


むしろ私は、京の“九條”と聞くと、當地の傳統野菜である「九條葱」を連想する。

お蕎麦やうどん、ラーメンにどっさり乗せて食すのがたまらない。

他産の葱では、あの喜びは得られないのである。










コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 蝉宴奮舞! | トップ | 鈴冷涼聲。 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。