ワクチン接種における醫療従事者の大失態が連日のやうに報じられ、今月に一回目の接種を予定してゐる私としては、だうしても心配になってくる。
「殺しても 定価通りの 手術代」──
地元のヤブな町醫者たちのためヒドイ目に遭はされた過去のある私などは、醫者がらみの噺になるとつひ、こんな川柳が頭に浮かぶ。
噺を元に戻し、高齢者が一回目の接種に来て二度注射を受けてしまふ事例については、高齢者が「二回接種しなければならない」と云ふ意識から、“その日のうちに二回”と勘違ひして、もう一度列に並んでしまったことも原因云々。
さうなのか、とは思へども、受け入れ側の不注意であることに変はりはない。
周囲で接種を済ませた人のうち、やはり若年層に「腕が痛い」、「痛くて肩が上がらない」と云ふ聲がある。
痛くなったら若い証拠──
さういふことで現實的な年齢を認識するのも、ちょっと……。