散歩に出んと、愛用の手製マスクを着ける。
洗濯の匂ひが微かに残る。
それが今や、“お出かけ時の匂ひ”となってゐる。
お寺に立ち寄ると、香の匂ひ。
魂の安らぐ匂ひ。
心に力を得たくば、神佛のもとを訪ねるべし。
大輪の向日葵こそ、夏の色。
驛前で咲いて写真に撮られることに慣れてゐるのか、ばっちりカメラ目線。
もうひとつの夏の花は、百日紅。
その白い花を、初めて見る。
同じく足を止めたご婦人方と言葉を交はしたも、花の縁なるや。
そして見かけた凄まじい外観のクルマ。
廃車なのかと思ひきや、よく見るとさういふ塗装を施したドッキリモノ。
特注なのだらうか?
かういふ感性、私には面白い。
中國地方は今日で梅雨明け云々。
東京圏も、やうやく先が見えてきた。
大相撲では、昨日かど番を脱したばかりの大関貴景勝が、膝の不調により今日から休場。
膝の調子の惡さうなのは素人目にも感じられたが、大関の地位を維持出来るまで、我慢して闘ひ續けてゐたわけだ。
もう一人、德勝龍を應援する樂しみがまだ残ってゐるものの、もとより蒙古人横綱の独り勝ちには全く興味無いので、夕方の樂しみが少し減ったのは残念。
まずは無事に千穐樂を迎へ、次の場所でまた会へますやう。