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(ホーチミンシティのリバーサイド 一応横断歩道らしきものはありますが、信号は常時点滅状態で意味をなしません。見ていると観光客も恐る恐る渡っています。私も以前このあたりのホテルに泊まっていたときは、一人でなんとか渡っていたのですが、今日は、ラオスモードに馴染んでしまって一人では渡る勇気がありませんでした。 海外旅行で危険なのは治安の問題ではなく、この道路横断です)
【トランジット入国したものの・・・】
今、ベトナム・ホーチミンシティの空港にいます。
ラオスからの帰国途中ですが、ホーチミンでの乗換で約10時間の待ち時間があります。
さすがに10時間はきついので、いったん入国して時間を潰すことに。
最終目的地までのスルーチェックインで荷物も最終目的地まで預けているような場合はトランジットの入国が認められないこともある・・・とも聞いていたのですが、入国審査でもトランジット入国の旨を伝えて、特に問題なく入れてもらえました。
ただ、次回30日以内に再入国する場合、ビザがどうこう・・・という話をベトナム航空の職員が話していましたが、その予定もありませんので。
正直に言って、私のような田舎者はホーチミンのような大都会はそこにいるだけで疲れてしまいます。
昔、市内のスポットも観光したことがあります。
そうは言っても、空港で10時間待つよりは・・・ということでのトランジット入国ですが、市内有数のホテルであるレックスホテルの「レックスロイヤルコート」でのショー付きディナーが目的です。
伝統音楽と伝統舞踊を堪能しながらベトナム料理を・・・と言うより、要はアオザイ姿のきれいなお姉ちゃんを見たいというだけの話ですが。
空港からレックスホテルにタクシーで乗り付け、予約を頼んだところ「グループ客しかダメ」との冷たい回答。
「はるばるラオスからこのためにベトナムまでやってきたのに」と泣き言のひとつも言いたかったのですが、英語でゴチャゴチャ話すのも面倒で、ハラハラと涙を流して退散。
ディナーショーが観れないとなると、市内にいてもやることもありません。
地図すら持っていないので、どこらへんにいるのさえわかりません。
それにラオスと違いベトナム・ホーチミンは暑いです。機内用の長袖を着ていますので、腕まくりしても汗が吹き出します。
とにもかくにも食事でも・・・と、付近を歩き回り、結局、路地裏の小さな寿司レストランに。
寿司とお刺身セットで10万ドン(約570円)と格安の感があります。
都会が田舎より物価が高いかと言えば、必ずしもそういう話でもなく、ある程度の需要が見込める都会の方が安いものも多々あります。それに都会では激しい競争もあります。
市場経済の原理です。
ホーチミン市内まで出てきたのですから、せめて久しぶりにサイゴン川のリバーサイドぐらいブラブラしたと思ったのですが、どちらがサイゴン川方面かもわかりません。
街の人に尋ねても要領を得ません。
そこで交差点の路上でタバコなどを売っていたおばちゃんから地図を入手。
地図を見せながらリバーサイドに行きたいと訪ね歩き、ようやく川が見えてきました。
【川の流れに・・・】
ここで問題がひとつ。
川沿いの大通りを渡らなければなりませんが、例によって信号がありません。
ものすごい数のバイク・車が切れ目なく流れる川のような広い通りをどうやって横断するのか。
ビエンチャンなどと比べると迫力が格段に違います。
ラオスは国民性でしょうか、車の運転もおとなしい感があり、クラクションもめったに鳴らしません。
幸い、現地の女性が渡ろうとしていたので、一緒にくっついて渡ろうと駆け寄ろうとしたら、斜めに傾いた縁石で足をすべらせて転倒。
年寄りはこれだから・・・・。
転倒の方はジーンズを少し汚したぐらいですみましたが、獲物を逃してしまいました。
しばらく、次の獲物がくるのを待っていると、しばらくして女性二人連れが。
今度は逃すまいと金魚の糞のようにくっついて、ようやく通りを渡ることができました。
渡るときは、向かってくる車におびえて立ち止まったりしてはいけません。駆け出すのはもってのほかです。死にます。
車の流れの中を、ジワジワと一定ペースで進むことが肝要です。
寿司も食べたし、サイゴン川に浮かぶベンゲー号も見たし・・・ということで空港へもどります。
暑い市内を彷徨うより、涼しい空港でブログでも書こうという訳で、今ホーチミンの空港にいます。
出発まではまだ5時間半ありますが、10時間の半分ぐらいは消化できました。
マッサージなどで時間を潰すのもいいかも。
明日の7時半、福岡空港着の予定です。