(アフガニスタン首都のカブール大学前で、大学での女子教育禁止に一人で抗議するマルワさん(2022年12月25日撮影)【12月27日 AFP】 おそろしく勇敢な女性ですが、後に続く同調者が出ないところが悲しい現実。)
【タリバン NGOでの女性の就労を禁じる NGO活動の多くが実質的に停止に】
世界には「どうして?」という腹立たしいニュースが溢れていますが、その中でもこの1年、個人的に苛立たしさが募ったのがアフガニスタンの状況。
****アフガンの子栄養失調急増 ウクライナ侵攻で小麦高騰****
赤十字国際委員会(ICRC)は25日までに、アフガニスタンで同委員会が支援する全国33の病院で、今年の子どもの栄養失調患者数が、昨年1年間と比べて既に90%増加していると発表した。ロシアによるウクライナ侵攻などで経済危機が深まり、小麦や食用油の価格が高騰していると指摘した。
各地で干ばつや洪水も相次ぎ農作物に被害が出た。人々の収入減も相まって、食料難が深刻化している。子どもの栄養失調患者数は昨年3万3千人だったが、今年は6万3千人を超えている。【11月25日 共同】
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イスラム原理主義組織タリバンが統治するアフガニスタンでは深刻な食糧不足が起きおり、国際支援を必要としていますが、一方で、タリバンは女性教育の制限を強化するなど人権無視の姿勢を強めており、アフガニスタン支援が結果的にタリバンを利することになりかねない状況で、国際支援もなかなか進んでいません。
タリバンが女性の大学教育を無期限停止した件は、12月25日ブログ“アフガニスタン 女子大学教育無期限停止を命じたタリバン 圧政で行き場を失う人々の暮らし”でも取り上げましたし、国際的にも強い批判が起きています。
加えて、「タリバンが小学校に対しも、女子生徒の受け入れ禁止を命じた」との情報が。
“タリバン政権、小学校~大学まで女学生追放 学校で教育を受ける女性の権利をはく奪”【12月26日 The News Lens】 The News Lensは台湾を中心とする情報サイトのようです。
タリバンの中に「女性は10代で結婚し、家事や育児をするのが役割だ」「女子教育は小学校だけで十分だ」とする考えがあることは周知のところですが、更に進んで小学校も・・・
ただ、この件は重大な事柄であるにも関らず、他のメディアによる報道は目にしていませんので、誤報の可能性も大きいようにも思えます。
小学校の話はともかく、この1年でアフガニスタンにおける女性の教育・権利が大きく後退したことはまぎれもない事実です。
男女の区分が厳格に行われているアフガニスタンでは、医療現場などで女性への対応は女性専門職でないと出来ないという面もありますので、女子教育が停止され、女性専門職の育成が止まるということは、女性全般の福祉・社会サービスが危機に瀕するということでもあります。
女性の大学教育無期限停止に続いて発表された「NGOへの女性出勤停止」もNGO活動を事実上停止に追い込むものとして国連なども強く反発しています。
****タリバンのNGO女性職員勤務禁止令、国連が撤回要請****
アフガニスタンのイスラム主義組織タリバン暫定政権が、国内で活動する非政府組織(NGO)における女性職員の勤務を禁じたことについて、国連アフガニスタン支援ミッション(UNAMA)は撤回を求めた。
UNAMAは声明で「アフガンでは数百万人が人道支援を必要としており、障壁を取り除くことが不可欠だ」と主張。UNAMAのラミズ・アラクバロフ代表代行がハニフ経済相と面会したことを明らかにした。
経済省は24日、タリバンの解釈によるイスラム教の服装規定に一部女性が従っていないことを理由に、NGOに女性職員を働かせないよう命令。命令は国連には直接適用されないが、国連のプログラムの多くはNGOが実行している。
各NGOは女性職員がいなければプログラムを運営できないとしており、世界の4大NGOなどが既に活動停止を発表した。支援機関によると、アフガンでは人口の半分以上が人道支援に頼っており、特に冬場は基本的支援が不可欠になる。
経済が崩壊したアフガンにおいて、NGOは女性を中心に重要な働き口ともなっている。【12月27日 ロイター】
UNAMAは声明で「アフガンでは数百万人が人道支援を必要としており、障壁を取り除くことが不可欠だ」と主張。UNAMAのラミズ・アラクバロフ代表代行がハニフ経済相と面会したことを明らかにした。
経済省は24日、タリバンの解釈によるイスラム教の服装規定に一部女性が従っていないことを理由に、NGOに女性職員を働かせないよう命令。命令は国連には直接適用されないが、国連のプログラムの多くはNGOが実行している。
各NGOは女性職員がいなければプログラムを運営できないとしており、世界の4大NGOなどが既に活動停止を発表した。支援機関によると、アフガンでは人口の半分以上が人道支援に頼っており、特に冬場は基本的支援が不可欠になる。
経済が崩壊したアフガンにおいて、NGOは女性を中心に重要な働き口ともなっている。【12月27日 ロイター】
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****女性排除「約束反する」=タリバン非難声明―安保理****
国連安保理は27日、大学での女子教育やNGOでの女性の就労を禁じたアフガニスタンのイスラム主義組織タリバン暫定政権に対し、「アフガンの人々に誓った約束に反している」と非難する報道機関向け声明を発表した。
安保理は声明で、大学からの女性排除について「危機感を募らせている」と表明。既に禁じられている女子の中等教育学校への通学と併せ、人権と基本的自由の尊重がさらに失われているとして「学校の再開とこうした政策の早急な廃止」を要請した。【12月28日 時事】
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****タリバンによるNGOへの女性出勤停止で国連担当者が交渉へ****
(中略)国連では29日、アフガニスタン問題を担当するラミズ・アラクバロフ氏が記者会見し、人道問題を担当するグリフィス事務次長が近くアフガニスタンを訪問してタリバン側と協議に臨むことを明らかにしました。(中略)
アラクバロフ氏によりますと、国連がアフガニスタンで行う活動のおよそ7割はNGOなどと共同で実施され、支援に携わる職員の3割は女性だということで、「女性を排除することは決してできない」と強調しました。【12月30日 TBS NEWS DIG】
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単に人員が足りなくなるというだけでなく、女性でないと対応できないサービスが出来なくなるということでもあります。
【タリバンの目を盗んで女子教育を続ける人々 しかし、タリバンの規制強化で「地下学校」が次々に閉鎖に】
こうした厳しい状況にあっても、タリバンの目を盗んで女子教育を続ける人々・組織も存在します。
****アフガニスタン「秘密の学校」タリバンの脅迫にも屈しない…抑圧される女性を教育で支援する現場の苦闘****
(中略)
社会や家庭で弱い立場にいる女性たちは、貧困や食料不足などの影響を受けやすい。女児が男児より軽視されるような価値観が残る国も多く、人身取引まがいの児童婚や強制労働の増加が懸念されている。
こうした中、途上国の女性を支援する団体は、教育機会の確保を重視。昨年8月にイスラム主義組織タリバンが復権したアフガニスタンでは、現地NGO「ガフワラ」が日本の中高生にあたる女性を対象にした「シークレット・スクール(秘密の学校)」を始めた。タリバンが女性の権利を抑圧し、女子中等教育ができなくなっているためだ。
ガフワラ代表のザビーフ・マハディさん(33)はオンライン取材に「教育こそが未来を変える」と訴える。(中略)代表のザビーフ・マハディさん(33)らは、タリバンに見つかる危険を覚悟の上で、学校を懸命に運営している。
◆「裁縫教室」に偽装した民家で
アフガン国内に2カ所ある学校は、机や椅子のない一般住宅の部屋を教室に使い、対面とオンラインの授業を無料で提供する。日本の中高校生に相当する女子生徒約30人が物理や化学、歴史などを学ぶ。
マハディさんによると、学校は電子メールで脅迫を受けたこともあり、そのたびに休校や教室の場所を変えてきた。生徒らは通学時、タリバン兵に行き先を尋ねられた際には「裁縫教室に行く」と答えて逃れているという。実際に「裁縫教室」と記した看板を掲げていたが、何者かに壊されてしまった。
◆「脅迫に負けない」学びへの思い
「ガフワラ」はアフガンの公用語の一つダリー語で「ゆりかご」の意味だ。以前は幼稚園や学校などに絵本を寄贈し、子どもたちへの読み聞かせの活動などをしていた。しかし、タリバン復権後は安全への配慮から大半の活動を中断。こうした状況を打開するため、昨年10月ごろに始めたのが「秘密の学校」だった。
私たちの将来や社会、人々のためにも、子どもたちは学び、私たちは教育しないといけない」。教師の女性は決意を話してくれた。女子中等教育が認められない現状は「受け入れられない。誰もが教育を受ける基本的な権利があるはずです」と訴えた。
生徒たちも取材に「脅迫に負けずに勉強を続ける」「勉強すれば自分たちの将来のためになる。医者や教師にもなれる」と口々に思いを語った。
◆「未来を変える唯一の方法」
(中略)マハディさんは「できることを続ける。教育こそ未来を変える唯一の方法だと信じている」と話す。アフガンへの国際的な関心が薄れているとして、「再びテロや過激主義の温床になってからでは遅すぎる。アフガンは『時限爆弾』のように、いつ爆発するか分からない」と憂慮する。
教育を含む女性の権利抑圧は、国際社会によるタリバン政権承認への障害の一つ。国連アフガニスタン支援団(UNAMA)は9月、声明で「少女やアフガンの未来にとって大きな損害だ」と非難した。【10月2日 東京】
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タリバンの目を盗んで行われる女子教育には、まったくの秘密裏におこなわれるものと、表向きは女性が編み物や刺繍、コーランなどを学ぶ学校という形でタリバンの「承認」を得ているものの2タイプがあるとか。
****アフガニスタン 日本人記者が「地下学校」に潜入取材 タリバンの女子教育禁止に広がる抵抗****
(中略)タリバンによる政権奪取以降、アフガニスタン国内でも市民たちによる抵抗が広がっているが、その一つの形が学校に通えない少女たちがひそかに勉強を教わる「地下学校」だ。厳しい取材規制のなか、首都カブールで女子教育をめぐる最新事情を追った。
この日、向かったのは市内の住宅街の一画、1階が商店、2階以上がアパートの小さなビルだった。人に見られぬよう車から降り、地下へと続く階段を下りる。ここは「地下学校」という女子向けの非合法の施設だという。
地下には、日本の学校のクラス二つ分ほどの広さのホールがあり、風船で飾り付けられたステージが作られていた。何かのお祝いがあるらしい。そこに別の部屋から、ヒジャブと長衣をまとった少女たちが次々に入ってきてホールは満杯になった。その数100人以上。
これほどの数の生徒たちが集まった「地下学校」の映像はメディアでも見たことがない。この「学校」は6カ月が1学期で、きょう行われるのは学期末の修了式だという。
「地下学校」には大きく二つの種類がある。一つは、個人の自宅などでひっそりと少人数を集めて勉強を教えるもので、存在自体が秘密にされている。
一方、この日修了式を取材した「地下学校」は、タリバン政権の教育省から「専門学校」の認可を得ている。表向きは女性が編み物や刺繍、コーランなどを学ぶ学校ということになっているのだが、それは「隠れ蓑」で、女子が学ぶことを禁止されている英語や数学、物理、歴史など中等教育の教科も教えているのだ。
式典で生徒一人ひとりに修了証を手渡すのは40歳代の女性の校長先生。記念撮影をしたあとは、大きな書物の形をしたケーキにナイフを入れ、校長が生徒たちの口に小さく切ったケーキを放り込んで、厳かななかに笑い声がもれる楽しい会となった。
修了生を代表して一人の女子生徒が英語でスピーチを行った。テーマは「女性について」。
「コーランによれば、女性は男性と同じく社会の重要な役割を果たすべきである。また、知識を求めることはすべてのムスリムの義務である。私たちはタリバンに女子の学校を開くよう、女子が科学を勉強することを禁じることをやめるよう要求する」
慣れない英語でたどたどしく、しかし堂々と仲間に語りかける。あどけなさの残る真剣な表情を見ながら、これほど自立心旺盛な女性をアフガン社会は生み出したのだな、と感慨深いものがあった。
校長はこの「地下学校」を去年10月、たった一人で立ち上げた。学校の教員だった彼女は、女性に差別的なタリバンの施策を見て辞職。
「学校に行けなくなったと絶望して泣く少女たちを見て、いてもたってもいられなくなりました。他人事ではありません。私にももう少しで中等教育の年齢になる女の子がいるのです」という。
またタリバンが再び権力を奪ったときに国を出た友人もいたが、「みんなが逃げたら、誰がこの国の女性たちのために立ち上がるのでしょう。私は残って闘うことに決めました」と悲壮な決意を語る。
タリバンからの弾圧、妨害
いま校長を悩ませているのは「学校」の運営資金が行き詰っていることだ。経済制裁の影響もあって暮しが厳しいなか少女たちに負担をかけたくないと、授業料は無料とした。家賃、教師への謝礼などの維持経費は膨らみ続ける。
彼女はネットによる語学講義で収入を得、それを「学校」の運営費に回しているがとても追いつかない。他には親しい友人たちからのわずかなカンパがあるだけで、月末のたびに資金繰りで四苦八苦するという。
タリバンからの弾圧、妨害にも気をつかう。行政による立ち入り調査に備え、生徒も教師もヒジャブと長衣で体を覆っているよう細心の注意をし、つねにコーランを持ち歩いている。
実際にタリバンの役人が教室に入ってきたことがあったが、授業をさっとコーランの朗読に切り替えて彼らの目をごまかすことができたという。
この校長、修了式の訓示では「みなさん、私たちの挑戦は今日が最後ではありません」と言ったきり、感極まって言葉を続けられなくなった。この事業を運営・維持する苦労、重圧の大きさを思う。
いま、この「学校」の人気が高まって参加希望者が急増しており、12月6日にはカブール市内に三つ目の分校ができた。これで生徒総数はおよそ1000人を超えるという。こうした「地下学校」はここだけでなく、各地で自然発生的に生まれ、静かに広がっているという。
実はタリバンの子弟も…
強面一辺倒にみえるタリバンの女子教育をめぐる施策だが、実は原則があいまいで揺れ動いており、政策の施行にも統一性を欠く。
去年12月、タリバン政権のムッタキ外相は、全土34州のうち10州で女子の中等教育機関が開かれていると語った。タリバンは決して一枚岩ではなく、現在も内部で大きな亀裂と激しい駆け引きがつづく。
それが国民の目にも明らかになったのが、今年の新学期での女子教育再開の取り消しだった。政府は以前から、3月23日に始まる新学年度から女子の学校が再開されると公式に発表していた。当日、1年ぶりの授業再開を待ちわびて登校した女生徒たちは、学校に着いてから突如帰宅せよと告げられたという。
ニュースでは学校の入り口でショックのあまり泣き出す少女の映像が流れた。教師も寝耳に水で、教育省高官すら当日朝になって授業再開の取り消しを知った。
この土壇場での方針転換は、指導部内での暗闘の激しさを物語る。
タリバン内にも女子教育を認める声は少なくない。実は取材した「地下学校」にはタリバンの子弟も通ってきていると校長がそっと教えてくれた。
治安当局はここで中学高校のカリキュラムを教えている実態をつかんでいたはずだが、女子教育を求める市民の声の大きさ、そしてタリバン内の女子教育容認派の存在も相まって、規制しにくい状況にあったと思われる。
しかし今回、女子の大学教育まで否定する通知が出たことは、タリバン内で強硬な保守派の影響力が強まったことを示している。
アフガニスタンでは小学校でも男女別学であり、女子児童は女性教師にしか教わることができないし、女性の患者は女医にのみ診てもらうことができる。だから、女性教師や女医など一定数の女性専門職は不可欠である。
タリバンは政権内に高等教育省を置き、男女の教室を別にするなどの条件の下で、女子が大学で学ぶことを認めてきた。この「地下学校」には、大学進学を目指して勉強に励んでいた生徒が多い。今年10月に行われた大学入試では、この学校から25人の合格者を出したばかりだった。
来春からの大学生活を楽しみにしていた少女たちの顔が思い浮かぶ。どんなにか悲しみ、怒っていることだろう。カブールでは今回の通知に対する女性たちの抗議デモが起き逮捕者が出た。また筆者には、通知が出た直後から市内の「地下学校」が次々に閉鎖に追い込まれているとの情報も届いている。
女子教育をめぐるタリバンと市民のせめぎあいは一気に緊迫の度を増している。【12月29日 高世仁氏 デイリー新潮】
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【たった一人の抵抗】
一人でタリバンに立ち向かう女性も。
****アフガン18歳女子学生、大学教育禁止に単独で抗議*****
アフガニスタンで実権を掌握したイスラム主義組織タリバンが先週、女子の大学教育を禁止したことを受け、女子学生が25日、単独で抗議活動を行った。
抗議を行ったマルワさんはAFPに対し、「私は人生で初めて誇りを抱き、強さを感じた。タリバンに立ち向かい、神がわれわれに与えた権利を要求することができたのだから」と語った。
タリバン復権後、特に今年初めに中心的な活動家が拘束されて以降は、女性主導のデモが減少している。デモに参加すれば、逮捕されたり暴力を受けたりする危険があり、社会的な汚名を着せられる恐れもある。
今回のタリバンの決定に対し抗議を試みた女性もいたが、デモは即座に解散させられていた。だが、マルワさんの意志は固かった。タリバン警備員が配置されているカブール大学正門前で25日、アラビア語で「イクラー(読め)」と記したプラカードを無言で掲げた。
「本当にひどい言葉を浴びせられたが、私は冷静さを失わなかった。アフガンの一人の女性の力を、たった一人でも抑圧に立ち向かえるのだということを見せたかった」とマルワさん。他の女性たちも自身の行動に続いてくれることを願っている。
タリバンは昨年8月に復権した後、以前よりも穏健な統治を約束したものの、女性に対しては厳しい制限を適用している。タリバン暫定政権は24日、アフガニスタンで活動する国内外の全ての支援団体に対し、女性の出勤停止を命じた。これ以前にも、女性たちは公園やスポーツジム、公衆浴場への立ち入りを禁じられている。
タリバンはこうした女性に対する厳しい規制について、女性たちが頭髪を覆うスカーフ「ヒジャブ」の着用などイスラム法の厳格な服装規定を順守しないことが原因だと説明している。
画家になるのが夢だというマルワさんは、アフガンは女性にとって刑務所のような場所になってしまったと嘆く。「捕らわれの身にはなりたくない。私には実現したい大きな夢がある。だから抗議すると決めた」と話した。
【12月27日 AFP】
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来年が上記マルワさんにとって、アフガニスタン女性にとって、アフガニスタン国民にとって、良い年でありますように。