バンビ・わーるど

プラダー・ウィリー症候群の息子「バンビ」を愛し、その成長を見守る母・suzuのつれづれ日記(&ときどき猫だより)

目と手足の協応

2006年10月06日 | 成長記録
先日センターでバンビの発達の様子についてアセスメントを受け、バンビの課題はいろいろあるけど当面取り組んでいくのは、「要求表現」と「目と手足の協応」の2点ということになった。
専門用語なので難しいけど、前者はつまり自分の要求を身振り・サイン・言葉で表現するということ。そうしながら他者との関わりにも慣れていくっていう狙いがあるのかもしれない。
後者はうまく言えないのだけど、注目する・追視するといった目の動きと、それに応じた手や足の動きの精度アップというカンジかなぁ。

例えば名前を呼ばれてハイと手を上げて返事をする。簡単なことだし、子供は誰でも黙っていても自然にできるようになるものと、いままで私は何の疑問も持ったことがなかった。ところが違うらしい。
実際バンビは最初ヒジから上しか動かず、最近になってやっと腕を伸ばして水平から30度くらいの高さまでは上げることが多くなってきたけど、つまりまだ肩の動きが悪いので腕を伸ばして耳の横まで上げるという動作は相当意識しないとできないようなのだ。
教育テレビの「ぐるぐ○どかーん」が大好きでよく踊っているけど、”どかーん”のタイミングはぴったり合ってちゃんと万歳できてるのにね。不思議。
でもよく見ると、その”ぐるぐる”の手の動きはできてなかったりするし。
キャラカートに乗せるとハンドルを回すけど、空中で(何もないとこで)ハンドルを回す手の動きはできないみたいだし、特にバンビは足より手の動きが未熟そうな気がする。
バンビみたいに発達の遅れている子は、やっぱりある程度こちらが働きかけてそういう動きができるように促してやる必要があるらしい。

そういうわけで、アセスメントに基づいて後期からのカリキュラムが変更になり、個別療育で前期にやっていた感触(スライム、粘土、フィンガーペィンティング等)と心理がなくなり、変わって操作とOTを受けることになった。

で、昨日は初めての「操作」の日。型はめや絵合わせのパズルをやった。
○△□の型はめは、いままで心理の時間にもやってたからすぐできたけど、先生が言葉で「□をちょうだい」と指示してもたまに△を渡してみたりするので、どこまで理解できてるのかちと怪しいカンジ。他に本や眼鏡といった日常用品の型はめもやったけど、眼鏡は左右非対称で難しいのかちょっと苦戦していた。
2つのピースを合わせる絵合わせは、もう集中力も切れてあんまりやる気ナシ。
回を重ねていけばできるようになるから心配ないですよと先生に励まされたけど、もうちょっとできるかと思ってたので、すこーしガックリ。

目と手足の協応というのは、そういう微細運動(手先などの細かい動き)と粗大運動(全身を使った運動)の両方を続けていくことで少しずつ身についていくものなのだそうだ。
そういえば最近療育だけでいっぱいいっぱいなカンジで、たまに公園寄ってもボール遊びやブランコだけだし、家で手先を使った遊び(お絵かきとか積み木とか手遊びとか)の相手をあまりしてあげてないなぁ。ちょっと反省~。