「ビッグ・バン・セオリー」シーズン8第23話はレナードとシェルドンの母親が初めて顔を合わせるというエピソード。
徹底的にそりが合わない二人ですが、一応最後は和解しようということになります。
I’m so glad that you and I were able to bury the hatchet.
仲直りできてよかった。(シェルドンのお母さんのせりふ)
"bury the hatchet" 斧を埋める⇒仲直りする、和解する という意味のこの表現いかにもイディオムっぽいですよね。
そしてイディオムによくある、これって実際に使われているんだろうかとちょっと怪しんでしまタイプかもっていう気がします。
「もんがら辞書」にメモしてある"bury the hatchet" は
映画「ワーキング・ガール」から。
Tess, this is business. Let's just bury the hatchet, okay?
映画の最後で、ビジネスなんだから割り切りましょうと和解を申し入れる上司のせりふでした。
どちらも昨日ちょっと言いすぎちゃったから仲直りしよう、という軽い乗りじゃなくて、「停戦」を提案するリーダーのようなシリアスさ。
口げんかの後に使ったら、逆にジョークにもなるってことかな。
とにかくイディオムはノンネイティブにはおしなべて「使いどころが」難しい。
「おしなべて」なんていう表現も日本語学習者には「使いどころが」が難しそう。というより、どこで使っても笑いを取れそう。日本人が英語のイディオムを効果的に使うのが難しいのも、それと同じってことだろうか。
今日も気になる1ドル本。
WHERE'D YOU GO, BERNADETTE | Official Trailer 2
ケイト・ブランシェット主演のこの映画の原作。
いつものシリーズものの1冊目。
最近はどんどん軽くて明るいものに走っているので、dark fantasy ってだいじょうぶだろうか。
タイトルと表紙で無条件にクリックしそう。
Jojo Moyes のこの本は先月も1ドル本になってましたが、その後すぐ元に戻ったり、また1ドルになったりと、よくわからないけどとりあえずまた1ドルです。
Cut Shortが終わったら、昨日BSプレミアムで「ナイルに死す」をやっていたので、久々にクリスティと思ったのですが、こうも次々面白そうなものが出てくると迷います。
bury the hatchetは観ていた犯罪ドラマにも出てきました。どのドラマだったか、手書きのノートを見直す意欲もなくなったのですが、ドラマで使われているからネイティブが日常会話で当たり前のように使っているとは限りませんよね。若い人はイディオムを知らない・使わないと何人もの先生に言われてきたので、言葉に敏感な人・物を書く人が好んで使ったりするのかなと思ったりしています。でもたとえ頻繁に会話に出なくてもノンネイティブが覚えて使ってみることをためらうことはない、ともある先生に言われたので、以前みたいにイディオムにエネルギーを使わないまでも面白がっていたいです。
Fever シリーズも人気があるようで、もう11冊出てるんですね。2冊目以降、安くなってなくてもいいから読みたい!という気にさせるシリーズに出会いたいなあ。
どんどん積読が増えますが、私もクリスティを読みたい気分なんですよね。
ノンネイティブでもどんどん使った方がいいよと言ってくれる先生、いいなあ。学習者の気持ちをよくわかっているんでしょうね。
古くて何が悪い!と開き直って使ってやる!