テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

歌おう!サイダーのしゅわわっ??

2008-04-08 23:02:24 | ブックス
「♪ぷきゃッぷゥ、ぷきゃッぷ♪
 ♪るゥ~るる~るゥ~♪」

 御機嫌ですね、テディちゃ。

「あッ、ネーさ!
 テディちゃ、はもねぷりーぐ、みたのでスよッ!
 みんなァ、おうたッ、じょうずゥ~だッたでス!」

 ふむ、それでは、これをあげましょう。
 アサヒさんより発売の『三ツ矢サイダーキャンディ』です。
 のど飴とは違うんですけど、
 しゅわわわ~なサイダー味が良い感じでしょ?

「わぽッ♪ ほんとだァ、しゅわしゅわしてるでスゥ~♪
 おいしィ~♪」

 お奨めは、ネーさもお気に入り、ピーチ風味の飴ですね。
 では、お喉に気を付けて、歌っちゃってくださいな。

「♪しゃばるぱッらりらッ♪
 ♪ぱッきゃるるるゥ~らァるゥ~♪」

 でも、夜はお静かに。

 (小声で)
「ふァ~いッ」
 
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役者もすなるミステリとやらを♪

2008-04-08 14:16:04 | ブックス
「むぽッ!
 このォ、ひょうしはァ?
 ネーさ、きょうもォ、えーとォ、じだいものォ、でスかッ?」

 はい、テディちゃ、そうなんです。
 昨日ご紹介しましたのは宮部みゆきさんの時代ミステリでしたが、
 本日は、やはり昔のお江戸を舞台にしたミステリを御紹介いたしましょう。
 はい、こちらをどうぞ!



               ―― 花合せ ――


 
 著者は田牧大和さん、’07年10月に発行されました。
 『濱次お役者双六』と、副題が添えてあります。

「ははァ~。やくしゃさんのォ、でてくるゥおはなしィ……」

 主人公の梅村濱次(うめむら・はまじ)さんは
 歌舞伎の女形さん。
 といっても、『立女形』と称される花形役者さんではありません。
 現代でいうなら、脇のそのまた脇、
 バックダンサーさんに近い役どころ。
 
 顔は良い、姿も良いのに、
 濱次さん、欲ってもんがありません。
 精々が『怨霊事、演りたいなあ』と思ってるくらいで。

「おんりょうごとォ??」

 幽霊や、お化け、物の怪が登場するお芝居のことを、
 怨霊事というんだそうですよ。

「みぎゃッ! おばけェ?!?」

 そんな、お化け役大好き、でも普通の町娘役は嫌ーい、苦手なんだよね~と、
 ぼやいている濱次さんの身に。
 なんだか、不思議な出来事が。

 見も知らぬ娘さんに、
 これ預かってくださいっ!と、無理やり押し付けられたのは、
 朝顔の鉢。

「ほえェッ? なぜェ、あさがおォ?」

 そこがさっぱり分からない、んですね。
 そうこうするうち、
 濱次さんから朝顔の世話を請け負った一座の下っ端さんが、
 鉢を失くしてしまったから、さあ大変。
 無い?
 探しても、無い!
 朝顔は、どこへ行っちゃったんだろう?
 盗まれた……のでしょうか?
 いえいえ、それより、朝顔を濱次さんに押っ付けた娘さんの狙いは?
 
 じっくり考えてみれば、胡乱な点の多い話じゃありませんか。
 まるで、幽霊譚そのもののような……?
 
「きゃうゥッ!
 おばけこわいィッ!」

 背景にあるのは、
 お江戸の人々のガーデニングにかける情熱!です。
 当時は、《一鋏入魂!》《稀花命!》な園芸バカさん、数え切れず。
 
 例を挙げますと、
 畠中恵さんの『うそうそ』では変化朝顔が、
 久生十蘭さんの『顎十郎捕物帳』では
 『番付』にも載る高価な万年青(おもと)が、
 人間の心を惑わしたのでした。
 濱次さんが預かった朝顔の鉢も、
 どうやらタダモノじゃなかったらしい……?

「ふむぅ、めずらしィあさがおォ、だッたのでスね」

 奇妙な朝顔を、濱次さんは取り戻せるのでしょうか?
 お役者しながらも、濱次さん、一生懸命、鉢の行方と真相を探します。
 やがて、朝顔は思いもよらぬ場所で見つかって……?

 しゃっきり洒落た時代ミステリ、
 ミステリ好きさんに、時代ものが好きな御方に、
 演劇史のファンさんにも、お奨め!です。
 たぶん、続編あり……かな?
 濱次さんの次なる舞台にも、期待、しましょう!
 今度こそ!一座の看板、花形女形さんに昇進!してますように♪

「せんりょうやくしゃさんにィ、なッちゃえェ~ッ♪」
 
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