テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

かわゆ~い和のミニお菓子くん。

2008-04-04 23:00:09 | 美味
「おぽッ♪
 ちびこいィ、おかしッ、でスね、ネーさ!」

 そのぅ、実はね、SALEにつられちゃったのですよ、テディちゃ。
 何種もの小さな和菓子が詰め合わせになってるパックが、
 大幅オフ価格になっていましたの。
 こういうのって、どうなのかしら?と好奇心抑えがたく、つい……。

「かッちゃッたのでスねッ」

 えへんっおほんっ。
 それでね、開けてみましたら、
 お? けっこういけてるじゃん?
 美味しいぞ、って感心しちゃいました。
 
「ほへェ~? テディちゃもォ、たべてみよッと。
 いただきまァ~スッ♪
 ……あッ、おいしィでス!
 ちゃんとォ、わがしィ、してるでス!」

 日本のお菓子って、和風なものでも洋風なものでも、
 クオリティはとても高いんですね。
 この小ささも、可愛くていいわ♪
 ダイエッターさんでも余裕で食べられそうですしね。

「もぐもぐもぐッ♪ ふァいッ、そのとおりッ♪」
 
 意外なお奨め品、玩具みたいなミニ和菓子、でした。

 
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人気シリーズの出発点は♪

2008-04-04 14:00:22 | ブックス
 春の東京・多摩地方から、
 こんにちは、でございます。

「こんにちはァ~なのでスッ! いィおてんきィ、でスゥ~♪」

 良いお天気のもと、本日は名作劇場の幕を開けましょう。
 皆さま、ゆったりとページを捲ってくださいな。
 はい、こちらをどうぞ!


              ―― ぼんくら ――


 著者は宮部みゆきさん、200年4月に単行本が発行されました。
 現在は文庫版も刊行されています。

「おさむらいさんッ、だァ~」

 主人公の井筒平四郎さんは、『旦那』と呼ばれる江戸の町の同心のひとり。
 『俺は怠惰なのだ』と自覚している、ちょいと風変わりな御方です。
 そもそも四男坊の俺が、家を継ぐなんてなぁ、同心になるなんてなぁ、
 あるわきゃなかったのによ。ふん。

「あッ、ひねくれてるでスゥ」

 ひねくれちゃってますが、根はいいひと、な平四郎さん。
 本所深川の鉄瓶長屋へやって来ました。
 八百屋を営む太助が襲われたというのです。
 殺し屋が、と訴えるのは妹のお露さん。
 夜中に殺し屋が兄さんを、兄さんを――

 この事件を皮切りに、異変がじわり、じわりと、
 鉄瓶長屋を蝕んでゆきます。
 店子がひとり、またひとりと、長屋を去ってゆく。
 その理由は、理由のそれぞれは……、
 うん、目くじら立てるようなもんじゃないんだが、
 なんかおかしいんじゃねえか?
 
「うんうんッ、へんでスよォ!」

 平四郎さんは調べを進め……ておりましたのですが。

「ふむむッ?」

 ぎっくり腰になっちゃいました。

「ひょひゃッ!」

 はい、そこで!
 ピンチを救う新たな探偵さんの登場です!
 青コーナー!
 藍玉を扱う大手の問屋さーん、
 平四郎さんの甥っ子に当たるぅ~
 『河合屋』の弓之助ちゃーん!
 御歳ぃ~、十二ぃ~!
 美形で、頭脳明晰ィ~!

「ほわわッ? しょうねんたんていッ!!」

 腰の痛みを引きずりつつ、
 平四郎さんと甥の弓之助ちゃん、
 陰謀の核心に迫ります。
 鉄瓶長屋を崩壊させようとしているのは、何者なのか?――

 多くの人が筆にして、
 《岡っ引き&同心》というシステムがどういうものなのか、
 およそは明らかになっていますが、
 では《長屋》というシステムはどんなものだったのでしょう?
 宮部さんはそのシステムをドラマに仕立てました。
 また最良のミステリでもあり、
 上質な時代小説でもあります。

「ふむむッ。
 きーわーどはァ、ながや、なのでスねッ♪」

 平四郎さん弓之助ちゃんを囲む脇キャラさんたちも
 楽しく魅力的な面々です。
 まだ読んでないという御方は、この名作をぜひ!
 シリーズ第三作が現在雑誌に連載中ですので、
 そちらもお奨めいたします!

「テディちゃ、ゆみのすけちゃんにィ、なりたァ~いィッ!」

 それは無茶ですってば。
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