テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

『あまおう』讃歌♪

2008-04-05 22:57:32 | 美味
「できゃッ♪
 でぶっちょいちごォ、でスねッ、ネーさ」

 テディちゃ、それは『あまおう』という品種の苺なんですよ。
 ……って、聞いてませんね、またも。

「このままでェ、がぶッといこォかなァ~♪
 それともォ、こんでんすみるくゥ……?

 ええいッ! なやむゥまえにィ、たべちゃうゥのだァッ!
 いただきまスでスゥーッ!」

    (がぶっ!)

「んまいィ……♪」   (←しみじみ)

 巨大ザリガニならぬ巨大イチゴ、
 どうせ巨大なら美味しいイチゴのほうがいいわね。

「そォでスゥ~♪
 ざりがにィはァ、えんりょォ~するでスゥ~」
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春……未曾有の危機襲来?!の驚愕本。

2008-04-05 14:00:37 | ブックス
 各地で桜祭りが行われているであろう、
 4月最初の週末――
 そう、この季節に相応しい御本といえば!

「ほえェッ?
 それは、なにィでスかァ、ネーさ?」

 これはね、テディちゃ、横須賀の桜祭りを背景に、
 とんでもなく恐ろしい大事件が発生しちゃう物語なんです。
 さあ、腹筋に力を入れて! 覚悟を決めて!
 御紹介いたしましょう、こちらです!


         
             ―― 海の底 ――


 
 著者は有川浩さん、’05年6月に発行された作品です。

 穏やかに空澄み渡る春の一日。
 横須賀の米軍基地周辺はお祭りの人出で賑わっておりました。
 毎年恒例の、桜祭りです。

「あッ、テディちゃ、しッてるでスよ!
 おーぷんげーと、ッていうのでスゥ!」

 はい、地元のひとたちはそう呼ぶこともありますね。
 しかし。
 楽しいお祭りが、突如、途轍もない騒ぎに呑み込まれてしまいます。
 警報が鳴り、悲鳴が! 助けを求める絶叫が!

「えェッ? ま、まさかッ?」

 異変は、海からやって来ました。
 かつて、みたこともないような……

 何万もの、巨大なザリガニ?!

「……ざ、ざりィ……?」

 いえ、冗談ではないのです。
 横須賀に襲来したのは、体長3mにも及ぶ大型の甲殻類。
 しかも、人間を襲うのです。
 なぜって――餌にするために。

「うわわァーんッ、そんなのいやでスゥッ!」

 折から横須賀に入港していた潜水艦の乗組員さんたち、
 基地周辺を警備する警察官さんたち、
 それぞれの必死の攻防が始まります。
 のちに『サガミ・レガリス』と名付けられた巨大甲殻類の、
 急所を探せ! 弱点を割り出せ!
 急がないと……このままでは、
 米軍が横須賀の爆撃計画を進めてしまう?!

「えええェッ、そんなのォもッとォいやでスゥ~ッ!」 

 知能ならザリガニごときにゃ負けないさ!と頑張るのは、
 対策本部の明石警部。
 『ゴジラ』に学んだ知識を活かし、
 レガリス出現の謎を解明してゆきます。
 警部さんの最終的な狙いは、自衛隊を担ぎ出すこと。
 奴らを横須賀から一掃するには、
 機動隊の盾よりも、
 ゴジラにしたのと同じように、自衛隊の重火器が必要だ……!

 忍びよるタイムリミット、
 飢えて凶暴化するレガリス、
 迷走する官邸が下した結論は――?

「こ、こわいよゥッ」

 手に汗握る怒濤の展開!
 これこそまさに保証付の徹夜本!
 声を大にして、お奨め!いたします!

「あしたからァ、えびィ、たべられなくなるのでス……」
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