「わァ~んッ、ゆきィがァ~!」
「ぐる~!」(←訳:ない~!)
「きのうはァ、いッぱいィ、つもッたのにィ!」
あのですね、テディちゃ、虎くん、
ここは関東、東京の多摩地方ですよ?
連日ドカ雪が降ったりしたら、それこそ超異常気象でしょ!
こんにちは、異常気象はカンベンしてほしいネーさです。
「こんにちわァ~、テディちゃでスゥ~」
「がるる~」(←訳:虎です~)
さあ、春の雪も消えた本日、
読書タイムに御紹介いたしますのは……こちら!ですよ~♪
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―― ダンスがすんだ ――
著者はフジモトマサルさん、2004年8月に発行されました。
副題に『猫の恋が終わるとき』とあります。
いかがです、テディちゃに虎くん?
この御本の題名に、何かピン!と来るものはなくて?
「ふァ?? だいィめいィッ??」
「がるるるる~ぐる?」(←訳:題名がどうしたの~?)
あら、気付いてないんですね?
では『ダンスがすんだ』と、大きな声で、はっきりと、言ってみてくださいな。
はい!
「だんすがァすんだァ??」
「がるがるがるが?」(←訳:ダンスがすんだ?)
はい、では次に、
逆さから読んでみましょうね。
『ダンスがすんだ』を引っくり返して言ってみると――
「あッ!」
「がるぐるがるー!」(←訳:おんなじだー!)
ええ、その通り!
上から読んでも下から読んでも
同じ!
というような字句を、
《回文》と申しますよね。
「ねこにこねッ!」
「がるぐるぐるが!」(←訳:たけやぶやけた!)
それも有名な回文ですが、
この御本はもっとすごいわ!
一冊、まるまる回文……!
って信じられます?
しかも、回文にイラストを添える形で
演劇のワンシーンを想わせる《一場(一場面)》を造り、
その《一場》を次々につなげていって、
ひとつの壮大な物語を描き出してしまうとは!
「えええェッ?
かいぶんでェ、おはなしをォ、つくッちゃうゥのッ??」
「がるがるるーぐる?」(←訳:どのページも回文?)
「ふかのうゥでスゥ!」
不可能をやってのけてしまった著者のフジモトマサルさんは
『漫画家兼イラストレーター』と名乗る才気煥発な作家さん。
活字マニアの皆さまには、
1コマ漫画、4コマ漫画、書籍の装丁や挿絵の作家さんとして
お馴染みのクリエイターさんでしょうけれど、
フジモトさん、
なぞなぞ、回文などの言葉遊びもお手のもの!
この御本では、
『医師らしい』、
という一文&イラストに始まり
『スリム化無理す』と続いて、
やがて、
一見したところでは関連もなさそうな文と画が
次第に輪郭を結び始めます。
トランプで作る“カードの家”のように、
脆く儚い、
一瞬の幻影と
長く消えぬ余韻のものがたり……。
「むむゥ!
まほうのォ、ようでスゥ!」
「がるがるるる!」(←訳:魔術師だよう!)
回文の魔術師であり
読み手を惑わせるステキな漫画家さん、
フジモトさんの回文本デビュー作!
中村航海さんとの共著『終わりは始まり』や、
『今日はなぞなぞの日』、
初の画文集『終電車ならとっくに行ってしまった』も
言葉を愛する活字マニアさんに、ぜひのおすすめ!
「くるまッ、まるく!」
「がるがるがるが!」(←訳:サルサ去るさ!)
つい自分でも回文を作ってみたくなっちゃう一冊、ですよ~♪
「ぐる~!」(←訳:ない~!)
「きのうはァ、いッぱいィ、つもッたのにィ!」
あのですね、テディちゃ、虎くん、
ここは関東、東京の多摩地方ですよ?
連日ドカ雪が降ったりしたら、それこそ超異常気象でしょ!
こんにちは、異常気象はカンベンしてほしいネーさです。
「こんにちわァ~、テディちゃでスゥ~」
「がるる~」(←訳:虎です~)
さあ、春の雪も消えた本日、
読書タイムに御紹介いたしますのは……こちら!ですよ~♪
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―― ダンスがすんだ ――
著者はフジモトマサルさん、2004年8月に発行されました。
副題に『猫の恋が終わるとき』とあります。
いかがです、テディちゃに虎くん?
この御本の題名に、何かピン!と来るものはなくて?
「ふァ?? だいィめいィッ??」
「がるるるる~ぐる?」(←訳:題名がどうしたの~?)
あら、気付いてないんですね?
では『ダンスがすんだ』と、大きな声で、はっきりと、言ってみてくださいな。
はい!
「だんすがァすんだァ??」
「がるがるがるが?」(←訳:ダンスがすんだ?)
はい、では次に、
逆さから読んでみましょうね。
『ダンスがすんだ』を引っくり返して言ってみると――
「あッ!」
「がるぐるがるー!」(←訳:おんなじだー!)
ええ、その通り!
上から読んでも下から読んでも
同じ!
というような字句を、
《回文》と申しますよね。
「ねこにこねッ!」
「がるぐるぐるが!」(←訳:たけやぶやけた!)
それも有名な回文ですが、
この御本はもっとすごいわ!
一冊、まるまる回文……!
って信じられます?
しかも、回文にイラストを添える形で
演劇のワンシーンを想わせる《一場(一場面)》を造り、
その《一場》を次々につなげていって、
ひとつの壮大な物語を描き出してしまうとは!
「えええェッ?
かいぶんでェ、おはなしをォ、つくッちゃうゥのッ??」
「がるがるるーぐる?」(←訳:どのページも回文?)
「ふかのうゥでスゥ!」
不可能をやってのけてしまった著者のフジモトマサルさんは
『漫画家兼イラストレーター』と名乗る才気煥発な作家さん。
活字マニアの皆さまには、
1コマ漫画、4コマ漫画、書籍の装丁や挿絵の作家さんとして
お馴染みのクリエイターさんでしょうけれど、
フジモトさん、
なぞなぞ、回文などの言葉遊びもお手のもの!
この御本では、
『医師らしい』、
という一文&イラストに始まり
『スリム化無理す』と続いて、
やがて、
一見したところでは関連もなさそうな文と画が
次第に輪郭を結び始めます。
トランプで作る“カードの家”のように、
脆く儚い、
一瞬の幻影と
長く消えぬ余韻のものがたり……。
「むむゥ!
まほうのォ、ようでスゥ!」
「がるがるるる!」(←訳:魔術師だよう!)
回文の魔術師であり
読み手を惑わせるステキな漫画家さん、
フジモトさんの回文本デビュー作!
中村航海さんとの共著『終わりは始まり』や、
『今日はなぞなぞの日』、
初の画文集『終電車ならとっくに行ってしまった』も
言葉を愛する活字マニアさんに、ぜひのおすすめ!
「くるまッ、まるく!」
「がるがるがるが!」(←訳:サルサ去るさ!)
つい自分でも回文を作ってみたくなっちゃう一冊、ですよ~♪