こんにちは、ネーさです。
今日(21日)は冷たい雨の一日となりましたね。
東京や近県の御方、被災地の御方はどう過ごしてらっしゃるのでしょうか……
「こんにちわッ、テディちゃでスゥ! さむいィでス!」
「がるる!ぐるるーぐる!」(←訳:虎です!風邪ひかないでね!)
状況はまだまだ暗く、晴天が戻ってくるのは先のこと……
かもしれませんが、しかし!
ちょこっとでも、笑いましょう。
一瞬でも、くすっとしちゃいましょう。
本日は、ぷふふ!くすす!を招きよせる一冊を、さあ、どうぞ~!
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―― 大統領の晩餐(ばんさん) ――
著者は小林信彦さん、画像の文庫版は1974年に発行されました。
(現在は古書店さん・ネット書店さんなどで入手可能です)
大統領の晩餐、といっても、
米国やロシアの大統領さんの晩餐会とは何の関係もありません。
ここで云う大統領とは、
世界征服を目指す稀代の悪漢――
オヨヨ大統領!
「……およよゥ??」
「……ぐるるる~?」(←訳:ホントに~?)
あら、疑っていますわね?
オヨヨなんて~、
ネーさがキーボードを打ち間違えたんじゃないの~?
そんなヘンテコな名前、あるわけないじゃ~ん?
と思ってますね?
でも、本当なんです。
その名は、オヨヨ。
年齢は、まったく不明。
鼻がとがって、やせ細った顔立ちは、
吸血鬼一族の末裔を自称するのに相応しい外見です。
現在、オヨヨ大統領は日本、そしてスイスでも、
犯罪計画を推し進めています。
スイス銀行襲撃計画が成功したら、
どこか世界の片隅に神聖オヨヨ帝国を建設することも可能になるだろう!
世界征服への、確かな一歩だ!
「ひゃわわッ! ほんきでェ、せかいィせいふくゥ?」
「がるる~?」(←訳:マジで~?)
大真面目な世界征服への一歩は、
でもね、予想もしなかったトラブルにより、
頓挫の一歩手前となりました。
ペルシャ猫のペルちゃんが
エビのシッポを食べ、
腰を抜かしてしまったんです!
「……ふァ??」
「……ぐるっがるる~」(←訳:……海老の尻尾って~)
エビのシッポを、
いえ、猫のペルちゃんを侮ってはいけません。
ペルちゃんの耳の中には、
実は、オヨヨ大統領が仕掛けた超小型の盗聴器が
埋め込まれているんです。
大変だ!
腰を抜かしたペルちゃんが獣医師の診察を受けたら、
盗聴器が発見されてします!
そうしたら悪事の計画も芋づる式に露見してしまう!
「むはぷゥ~!
にゃんこのォぴんちはァ、だいとうりょうのォ、ぴんちィ!」
「がるぐるがるぐるるる!」(←訳:海老の尻尾から崩れ去る世界征服!)
ペルちゃんをさらってしまえ!
命令するオヨヨ大統領と、
走り回る部下さんたち。
大統領の陰謀を薄々察し、
行動に出る警視庁の鬼面(おにつら)警部と
刑事の旦那(だんな)さん、
はからずも騒動に巻き込まれるTV番組作家さん、
“美味”を求道する料理人さんの恋模様、
巌流島ばりの料理対決もウンチクも、
てんこ盛りに盛り込んだサスペンス&スリルの物語は、
一流のエンタ作品です。
さらに!
まだランドマークタワーが無かった頃の横浜、
赤電話!が街角にあった頃の東京に、
こだまするのは……
怪人二十面相の笑い声?!?
「えええッ? にじゅうめんそゥ?」
「がるがるがるっ?」(←訳:ほほほ本物だっ?)
もちろん本物の二十面相さんですよ。
あのね、大きな声で言っちゃいますけど、
著者・小林さんが結婚なさった折に仲人さんとなったのが……
江戸川乱歩さん!!
だったんです!
いわば、乱歩さんの弟子にして正当な後継者さんによる
笑いとグルメ満載のピカレスクロマン、
読み進めば、つい、ぷふふ!くすす!
私ネーさのお気に入りキャラさんは、
天然ボケを超えた超絶天然の《破壊者(デストロイヤー)》旦那刑事さん!
日本文学史上空前絶後のボケっぷりに、
どうぞ皆さまも、ぷふふ!と。
「ぜろぜろせぶんッ、およよだいとうりょうをォ、とめてェ!」
「がるるるるーぐるる!」(←訳:断固阻止せよ世界征服ー!)
今日(21日)は冷たい雨の一日となりましたね。
東京や近県の御方、被災地の御方はどう過ごしてらっしゃるのでしょうか……
「こんにちわッ、テディちゃでスゥ! さむいィでス!」
「がるる!ぐるるーぐる!」(←訳:虎です!風邪ひかないでね!)
状況はまだまだ暗く、晴天が戻ってくるのは先のこと……
かもしれませんが、しかし!
ちょこっとでも、笑いましょう。
一瞬でも、くすっとしちゃいましょう。
本日は、ぷふふ!くすす!を招きよせる一冊を、さあ、どうぞ~!

―― 大統領の晩餐(ばんさん) ――
著者は小林信彦さん、画像の文庫版は1974年に発行されました。
(現在は古書店さん・ネット書店さんなどで入手可能です)
大統領の晩餐、といっても、
米国やロシアの大統領さんの晩餐会とは何の関係もありません。
ここで云う大統領とは、
世界征服を目指す稀代の悪漢――
オヨヨ大統領!
「……およよゥ??」
「……ぐるるる~?」(←訳:ホントに~?)
あら、疑っていますわね?
オヨヨなんて~、
ネーさがキーボードを打ち間違えたんじゃないの~?
そんなヘンテコな名前、あるわけないじゃ~ん?
と思ってますね?
でも、本当なんです。
その名は、オヨヨ。
年齢は、まったく不明。
鼻がとがって、やせ細った顔立ちは、
吸血鬼一族の末裔を自称するのに相応しい外見です。
現在、オヨヨ大統領は日本、そしてスイスでも、
犯罪計画を推し進めています。
スイス銀行襲撃計画が成功したら、
どこか世界の片隅に神聖オヨヨ帝国を建設することも可能になるだろう!
世界征服への、確かな一歩だ!
「ひゃわわッ! ほんきでェ、せかいィせいふくゥ?」
「がるる~?」(←訳:マジで~?)
大真面目な世界征服への一歩は、
でもね、予想もしなかったトラブルにより、
頓挫の一歩手前となりました。
ペルシャ猫のペルちゃんが
エビのシッポを食べ、
腰を抜かしてしまったんです!
「……ふァ??」
「……ぐるっがるる~」(←訳:……海老の尻尾って~)
エビのシッポを、
いえ、猫のペルちゃんを侮ってはいけません。
ペルちゃんの耳の中には、
実は、オヨヨ大統領が仕掛けた超小型の盗聴器が
埋め込まれているんです。
大変だ!
腰を抜かしたペルちゃんが獣医師の診察を受けたら、
盗聴器が発見されてします!
そうしたら悪事の計画も芋づる式に露見してしまう!
「むはぷゥ~!
にゃんこのォぴんちはァ、だいとうりょうのォ、ぴんちィ!」
「がるぐるがるぐるるる!」(←訳:海老の尻尾から崩れ去る世界征服!)
ペルちゃんをさらってしまえ!
命令するオヨヨ大統領と、
走り回る部下さんたち。
大統領の陰謀を薄々察し、
行動に出る警視庁の鬼面(おにつら)警部と
刑事の旦那(だんな)さん、
はからずも騒動に巻き込まれるTV番組作家さん、
“美味”を求道する料理人さんの恋模様、
巌流島ばりの料理対決もウンチクも、
てんこ盛りに盛り込んだサスペンス&スリルの物語は、
一流のエンタ作品です。
さらに!
まだランドマークタワーが無かった頃の横浜、
赤電話!が街角にあった頃の東京に、
こだまするのは……
怪人二十面相の笑い声?!?
「えええッ? にじゅうめんそゥ?」
「がるがるがるっ?」(←訳:ほほほ本物だっ?)
もちろん本物の二十面相さんですよ。
あのね、大きな声で言っちゃいますけど、
著者・小林さんが結婚なさった折に仲人さんとなったのが……
江戸川乱歩さん!!
だったんです!
いわば、乱歩さんの弟子にして正当な後継者さんによる
笑いとグルメ満載のピカレスクロマン、
読み進めば、つい、ぷふふ!くすす!
私ネーさのお気に入りキャラさんは、
天然ボケを超えた超絶天然の《破壊者(デストロイヤー)》旦那刑事さん!
日本文学史上空前絶後のボケっぷりに、
どうぞ皆さまも、ぷふふ!と。
「ぜろぜろせぶんッ、およよだいとうりょうをォ、とめてェ!」
「がるるるるーぐるる!」(←訳:断固阻止せよ世界征服ー!)